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トリプルタブレット

商品詳細

届出番号 J887
商品名 トリプルタブレット
会社名 株式会社ファイン 他製品
ウェブサイト www.fine-kagaku.co.jp
表示しようとする機能性 /foods
本品にはイヌリン、エラグ酸、オリーブ由来ヒドロキシチロソールが含まれます。イヌリンには、糖の吸収を抑えることで、食後の血糖値の上昇を抑制する機能があることが報告されています。エラグ酸は肥満気味の方の体重、体脂肪、血中中性脂肪、内臓脂肪、ウエスト周囲径の減少をサポートし、高めのBMI値の改善に役立つことが報告されています。オリーブ由来ヒドロキシチロソールは抗酸化作用を持ち、血中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が酸化され、酸化LDLコレステロールになることを抑制することが報告されています。
想定する主な対象者 イヌリン:健常者(血糖値が気になる方)、エラグ酸:肥満気味(BMI値25kg/m2以上30kg/m2未満)の健常成人、オリーブ由来ヒドロキシチロソール:健常者
機能性関与成分名 イヌリン、エラグ酸、オリーブ由来ヒドロキシチロソール
1日あたりの含有量 イヌリン:750mg エラグ酸:3mg オリーブ由来ヒドロキシチロソール:1.59mg
摂取目安量 5粒
摂取方法 1日5粒を目安に、水またはぬるま湯と一緒にお召し上がりください。
摂取をする上での注意事項 本品は多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守ってください。高血圧治療薬(降圧薬)や糖尿病治療薬(血糖降下薬)をお飲みの方は、本品の摂取を避けてください。
届出日 2024/12/11
販売開始予定日 2025/02/10
販売状況 販売休止中
食品分類 /foods
加工食品(サプリメント形状)【イヌリン、ザクロエキス、オリーブ由来ヒドロキシチロソール含有加工食品】
安全性の評価方法 既存情報による安全性試験結果
機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
確認を行った事業者団体等の名称
消費者庁(届け出詳細内容)
変更履歴

撤回日
届出撤回の事由

届出者の評価

安全性

本製品は喫食実績はないが、それぞれの成分自体の安全性評価を以下の通り記した。
【イヌリン】
米国医薬品食品局(FDA)のGenerally Recognized As Safe(GRAS)データベース認証番号118において、臨床試験の結果をもとに、イヌリンをヒトに40g/日摂取させても問題ないと結論付けている。本製品は1日摂取量当たり750 mgのイヌリンを含んでいるが、その5倍量以上の摂取量でも安全であることが報告されている。
【エラグ酸】
エラグ酸は2報の健常成人を対象とした臨床試験において、エラグ酸を含む食品を12週間摂取させて試験期間中に有害事象が認められなかったことを確認した。なお、1報目はアフリカマンゴノキから抽出したエラグ酸(3mg/日)を、2報目はエラグ酸(47mg/日)を含むザクロ果皮抽出物を供していた。本製品の1日あたりの摂取目安量は1gであり、エラグ酸として3mgが含まれている。これは上記の2報目の摂取量と比較して15分の1以下であることから安全性に問題はないと考えられる。
【オリーブ由来ヒドロキシチロソール】
オリーブ由来ヒドロキシチロソールを含有するオリーブ果実抽出物が、アメリカにおいてGRAS物質としてFDAにより認定されており、オリーブ由来ヒドロキシチロソールの安全性についてin vitro遺伝毒性試験、in vivo試験、ヒトにおける長期摂取安全性(オリーブ由来ヒドロキシチロソール1日摂取量:12-30mg)が確認されている。
【医薬品との相互作用】
エラグ酸はシトクロムP450によって代謝される医薬品と組み合わせた場合に影響を及ぼすことが報告されている。オリーブ葉は高血圧に対し降圧ならびに利尿作用を示すことが報告されている。しかし、本製品は健常者を対象としたものであり、本製品のラベルに「疾病に罹患している場合は医師に、医薬品を服用している場合は医師、薬剤師に相談してください。」との注意喚起を行い、摂取上の注意事項欄に「高血圧治療薬(降圧薬)や糖尿病治療薬(血糖降下薬)をお飲みの方は、本品の摂取を避けてください」と記載することで、想定される健康被害を防止できると考えられる。
【機能性関与成分同士の相互作用】
本製品が含有する機能性関与成分について、成分同士の相互作用が観察されたとの報告は無い。

機能性

【標題】
イヌリンによる食後血糖値上昇抑制効果に関する研究レビュー
【目的】
リサーチクエスチョンを「健常成人に、イヌリンを摂取させると、プラセボ食品の摂取、無介入又は摂取前値と比較して、食後の血糖値上昇を抑制するか」と定め、イヌリン摂取による食後血糖値上昇抑制効果を評価することを本レビューの目的とした。
【背景】
健常な成人にイヌリンを摂取させ、食後血糖値上昇抑制効果を検証した個別の研究は存在するが、これらを統合し評価した研究レビューは報告がない。
【レビュー対象とした研究の特性】
日本語及び英語のデータベースを用いて文献調査を行った。2020年5月以前に各データベースにて公開されたすべての文献を対象として、健常成人にイヌリンを摂取させ、食後血糖値を評価している文献を調査した。その結果、3件の文献をレビュー対象とした。
【主な結果】
採用した文献の全てにおいて、イヌリンを摂取することで食後血糖値上昇の抑制効果が認められた。また、イヌリン摂取による有害事象は発生していなかった。
【科学的根拠の質】
文献検索において、存在するすべての文献を網羅できたことに対する保障はない。しかしながら、採用した全ての文献が、イヌリンによる食後血糖値上昇抑制を報告しており、化学的根拠の質は十分なものであると判断した。
【標題】
機能性関与成分「エラグ酸」を含む食品の摂取による、健常成人の体重、体脂肪または血中中性脂肪を低下させる機能性に関するシステマティックレビュー
【目的】
エラグ酸を含む食品の摂取により、健常成人の体重、体脂肪または血中中性脂肪を低下させる機能性について評価するために、システマティックレビュー(SR)を実施した。
【背景】
世界中で太りすぎ、または肥満に分類される人々が増加している。こうした肥満に伴う体脂肪や中性脂肪の蓄積は生活習慣病等の発症の原因の一つと言われており、それらを正常に戻すことが望まれている。他方、エラグ酸が脂質代謝に影響を及ぼすことが報告されている。しかしながら、健常成人を対象にしたエラグ酸の摂取が、体重、体脂肪または血中中性脂肪に及ぼすSRの報告はない。
そこで、本SRでは、健常成人が、エラグ酸を含む食品の摂取により、体重、体脂肪または血中中性脂肪を低下させる機能性が現れるのかを検証した。
【レビュー対象とした研究の特性】
海外データベースとして「PubMed」、「Google Scholar」、国内データベースとして「J DreamⅢ」を用いて調査を行った。エラグ酸を含む食品の効果を正確に評価するため、検索対象期間の特定を行わず、情報源のデータベースに登録されている全期間を対象とした。
PICOSに該当する論文を対象とした結果、2報を採用文献とした。なお、採用文献と除外文献はともにAとBが独立して実施した後、2者で照合を行い、不一致の場合は協議の上で決定した。最終的にはCが確認を行うことでデータの収集を完了させた。
【主な結果】
1.採用文献(1報目)
40歳以上59歳以下、BMIが25kg/m2以上30kg/m2未満の健常な男女でランダム化比較試験を実施した。アフリカマンゴノキから抽出したエラグ酸(3mg/日)を含む食品を12週間摂取した結果、体重、体脂肪、血中中性脂肪、内臓脂肪、ウエスト周囲径、BMI値について介入群および対照群それぞれの試験前後の変化量を比較すると、介入群で有意に減少することが示されていた。
2.採用文献(2報目)
30歳以上59歳以下、BMIが20kg/m2以上30kg/m2未満の健常な男女でランダム化比較試験を実施した。エラグ酸(47mg/日)を含むザクロ果皮抽出物を12週間摂取した結果、血中中性脂肪について介入群および対照群それぞれの試験前後の変化量を比較すると、介入群で有意に減少することが示されていた。
以上のことから、エラグ酸(3mg/日)を摂取することによって、肥満気味な健常成人の体重、体脂肪、血中中性脂肪、内臓脂肪、ウエスト周囲径、BMI値が減少すると考えられた。
【科学的根拠の質】
採用文献(2報)は、ランダム化比較試験であり、全体のバイアス・リスクは「低」と判定した。非直接性は、適合基準に合致しており、「低」と判定した。不精確および非一貫性は、体重、体脂肪、BMI、ウエスト周囲径、内臓脂肪について該当する採用文献が1報であるため、「中」と判定した。血中中性脂肪について該当する採用文献が2報ともに肯定的な結果であったため、「低」と判定した。よって、健常成人の体重、体脂肪、血中中性脂肪、内臓脂肪、ウエスト周囲径、BMI値を低下させる効果については「エビデンスの強さA(強)」と判定した。
【標題】
最終製品「トリプルタブレット」に含有する機能性関与成分「オリーブ由来ヒドロキシチロソール」による血中LDLコレステロールの酸化抑制効果に関するシステマティックレビュー
【目的】
健常者を対象に、オリーブ由来ヒドロキシチロソールの摂取による血中LDLコレステロールの酸化抑制効果について、ヒト試験論文のシステマティック・レビューを実施し、検証した。
【背景】
ヒドロキシチロソールはオリーブの葉や果実、オリーブオイルに含まれているオリーブの成分である。ヒドロキシチロソールは抗酸化活性を持っており、抗炎症作用、抗血栓作用、抗腫瘍作用、抗菌性作用など、様々な健康促進作用が報告されている。動脈硬化は動脈の血管が硬くなる状態であり、喫煙やコレステロール、高血圧、肥満、運動不足などの要因によって発症する。動脈硬化は心筋梗塞や脳梗塞といった三大疾病の危険因子であり、血中のLDLコレステロールの酸化は動脈硬化の進展に関与する。抗酸化作用により血中のLDLコレステロールの酸化を抑制することで動脈硬化の予防になり、健康維持にとって重要であるといえる。そこで本研究レビューでは、オリーブ由来ヒドロキシチロソールの摂取がプラセボ食品と比較した場合において、血中の酸化LDL値の減少効果があるのかを検証した。
【レビュー対象とした研究の特性】
PubMed、JDreamⅢ(JSTPlus+JMEDPlus+JST7580)、医中誌Webを、情報源として用いるデータベースとして文献検索を行った(最終検索日2024年3月3日)。その結果、計33報の文献が検索され、採用基準で選抜した結果、計3報が採用された。最終的にその3報の文献を評価した。
【主な結果】
適格基準に合致した論文3報が採用され、各研究の定性的および定量的な統合、評価を行った。合致した3報はオリーブ由来ヒドロキシチロソール含有オリーブオイルまたはビスケットを介入食品としたランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー比較試験であった。健常者においてアウトカムの血中の酸化LDL値がプラセボ食品と比較して被験食品で肯定的な結果が得られた。
【科学的根拠の質】
本研究レビューの結果、一定のバイアスリスクが認められるが、健常者によるオリーブ由来ヒドロキシチロソールの摂取が、血中LDLコレステロールの酸化抑制効果に関して肯定的な結果が得られていたため、エビデンス総体として肯定的な科学的根拠が認められると判断した。

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