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キリン iMUSE(イミューズ) 免疫ケア・良眠プラスa

商品詳細

届出番号 J870
商品名 キリン iMUSE(イミューズ) 免疫ケア・良眠プラスa
会社名 キリンホールディングス株式会社 他製品
ウェブサイト https://www.kirin.co.jp/products/info/imuse-menekicaresupplement-ryouminplus-a
表示しようとする機能性 睡眠の質の向上;免疫機能の維持
本品には、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)が含まれます。プラズマ乳酸菌はpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。 本品には、L-オルニチン一塩酸塩(L-オルニチンとして)が含まれます。L-オルニチン一塩酸塩(L-オルニチンとして)は、睡眠の質(寝つきの良さ・眠りの深さ・長く眠れた感覚というより良い気分の目覚め)の向上をサポートする機能が報告されています。
想定する主な対象者 健康な方
機能性関与成分名 プラズマ乳酸菌 (L. lactis strain Plasma) L-オルニチン一塩酸塩(L-オルニチンとして)
  • オルニチン
  • 乳酸菌
  • 1日あたりの含有量 プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)1,000億個 L-オルニチン一塩酸塩1,021mg(L-オルニチンとして800mg)
    摂取目安量 6粒
    摂取方法 水などと一緒にお召し上がりください。
    摂取をする上での注意事項 多量摂取によって、より健康が増進するものではありません。
    届出日 2024/12/05
    販売開始予定日 2025/03/01
    販売状況 販売休止中
    食品分類 栄養補助食品
    加工食品(サプリメント形状)【乳酸菌・オルニチン含有食品】
    安全性の評価方法 既存情報による安全性試験結果
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    当該食品にはL-オルニチン一塩酸塩1021 mg(L-オルニチンとして800 mg)とプラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)1000億個が含まれる。当該食品は2つの機能性関与成分を含む食品であるが、これら2成分を含む当該食品(商品名変更前)及び類似食品の販売期間が短いため、販売実績のみでの喫食実績は不十分と評価した。そこで、各機能性関与成分の食経験の評価及び安全性試験の評価を行った。

    1.食経験の評価/L-オルニチン一塩酸塩(L-オルニチンとして)を当該食品と同等量含む食品が2004年より、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)を当該食品と同等量含む食品群が2013年より販売されているが、それら食品が原因と判断される重篤な健康被害の報告はない。L-オルニチンはシジミなど身近な食品にも含まれていることから、十分な食経験があると判断した。一方、プラズマ乳酸菌は既存情報による食経験の情報はないことから、食経験は不十分と判断した。以上より、当該食品の食経験の評価は不十分と判断した。
    2.安全性試験の評価/L-オルニチン一塩酸塩(L-オルニチンとして)ではヒトを対象に、L-オルニチン一塩酸塩を3.0 g(L-オルニチンとして2.4 g)/日を3ヶ月間摂取させる試験で安全性が確認されている。プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)ではヒトを対象に、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)1000億個以上/日を3ヶ月間摂取させる試験、及びプラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)を1000億個以上/日の3倍量又は5倍量を4週間摂取させる試験で安全性が確認されている。以上よりL-オルニチン一塩酸塩(L-オルニチンとして)及びプラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)は安全性試験の観点から問題はないと判断した。
    3.医薬品との相互作用の評価/L-オルニチン一塩酸塩(L-オルニチンとして)については食品として通常の摂取量であれば、医薬品との相互作用はないと評価した。プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)については、医薬品相互作用に関する報告はなかった。また2成分同士の相互作用に関する情報はなかった。

    機能性

    1.プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)
    ①標題
    「キリン iMUSE(イミューズ) 免疫ケア・良眠プラスa」に含まれるプラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)の健康な人の免疫機能の維持に関する評価

    ②目的
    L. lactis strain Plasmaを健康な方が摂取することによって、L. lactis strain Plasmaを摂取しない場合と比較して免疫機能が維持されるかを明らかにする。

    ③背景
    L. lactis strain Plasmaは、酸乳から分離されたチーズやヨーグルトの発酵に使われる乳酸菌の一種で、免疫調節に重要なプラズマサイトイド樹状細胞(pDC)を活性化することが見いだされている。pDCは健康維持に重要な役割を担っている免疫細胞と考えられているため、L. lactis strain Plasmaの摂取によってpDCの活性を高めることは、免疫機能の適切な維持さらには日常生活での体調管理に役立つと期待される。
    これまでに、L. lactis strain PlasmaによるpDCの活性化は、細胞を用いた試験管内での評価や、モデル動物を用いた研究により明らかになっている。また、ヒトを対象としたL. lactis strain Plasmaを摂取する試験も実施されており、血液中のpDCを活性化することに加え、健康維持に効果があるといった結果が報告されている。しかし、L. lactis strain Plasmaの摂取による効果について明確ではなかったため、「免疫機能の維持」に着目して、網羅的に文献調査を行うことでL. lactis strain Plasmaの有効性を評価した。

    ④レビュー対象とした研究の特性
    文献の検索は、5つのデータベースを用いて、2022年5月16日に、公表された和文と英文論文を対象に実施した。その結果、調査対象となる文献が7報得られた。7報のうち、pDCへの作用について報告した文献は6報、体調に関する全身の自覚症状について報告した文献は7報、体調に関する特定の部位の自覚症状について報告した文献は6報あった。いずれの文献も研究の質に問題はなく、調査対象として採用できるものであった。利益相反については適切に記載されていた。

    ⑤主な結果
    調査対象の文献7報は全て、L. lactis strain Plasmaを1日あたり1000億個摂取していた。pDCへの作用について報告した文献6報のうち3報でpDC活性化を示す指標が対照群と比較して有意に高値であった。体調に関する全身の自覚症状について報告した文献7報のうち5報で全身の自覚症状(全身倦怠感、寒気、熱っぽさ、総合的な臨床症状、体調、疲労または吐き気)のいずれかが対照群と比較してより軽度に維持されていた。体調に関する特定の部位の自覚症状について報告した文献6報全てで特定の部位の自覚症状(くしゃみ、鼻汁、鼻閉、のどの痛み、せき、頭痛、関節痛、筋肉痛、目の奥の痛みまたは下痢)のいずれかが対照群と比較してより軽度に維持されていた。

    ⑥科学的根拠の質
    調査対象の文献7報は、いずれも研究の質が高く、各項目に関して一定の根拠が認められた。しかしながら、調査対象の文献が7報と十分に多いとは言えないこと、不精確および非一貫性の一部に軽度な問題が見られたことがエビデンスの限界と考えられた。これらを総合的に判断し、pDCへの作用および体調に関する全身の自覚症状のエビデンス総体の強さは弱(C)と評価し、示唆的な根拠があると判断した。体調に関する特定の部位の自覚症状のエビデンス総体の強さは中(B)と評価し、肯定的な根拠があると判断した。以上より、L. lactis strain Plasmaの免疫機能の維持効果について示唆的な根拠があると判断した。

    2.L-オルニチン一塩酸塩(L-オルニチンとして)
    ①標題:
    「キリン iMUSE(イミューズ) 免疫ケア・良眠プラスa」に含まれるL-オルニチンによる健康な人の睡眠の質の向上効果に関するシステマティックレビュー

    ②目的:
    本研究レビューは健康な方を対象としプラセボ摂取と比較してL-オルニチンの摂取による睡眠の質の向上効果を明らかにすることを目的とした。

    ③背景:
    L-オルニチンは、細胞を用いた試験管内での評価や、モデル動物を用いた研究、及びヒトを対象とした試験において睡眠の質を改善することが報告されている。しかしL-オルニチン摂取による効果について明確でなかったため、睡眠の質の向上効果に着目して、網羅的に文献調査を行うことでL-オルニチンの有効性を評価した。

    ④レビュー対象とした研究の特性:
    文献の検索は、3つの文献データベースおよび2つの臨床試験公開データベースを用い、2023年11月29日に、公表された和文と英文論文を対象に実施した。その結果、調査対象となる文献が2報(18歳以上の健康な男女)得られた。2報のうち、睡眠の質について報告した文献は2報あった。
    いずれの文献も研究の質に重度の問題はみられず、調査対象として採用できるものであった。また、利益相反については、いずれの文献もキリングループの社員が著者に含まれていた。

    ⑤主な結果:
    調査対象の文献2報は全て、L-オルニチン392 mgを含むL-オルニチン一塩酸塩500 mgを継続摂取していた。睡眠の質(小栗‐白川‐阿住睡眠調査票)について報告した文献2報のうち1報で、睡眠の質「起床時眠気」が対照群と比較して有意に改善されていた。もう一方で、睡眠の質「入眠と睡眠維持」「睡眠時間」について対照群との比較で有意な改善が認められた。また、睡眠の質(アテネ不眠尺度)について報告した文献1報のうち1報で、睡眠の質について対照群との比較で有意な改善が認められた。なお、いずれの文献も機能性関与成分と因果関係のある有害事象は報告されていなかった。

    ⑥科学的根拠の質:
    調査対象の文献2報は、各項目に関して一定の根拠が認められた。しかしながら、調査対象の文献が2報と十分に多いとは言えないこと、バイアスリスク、不精確、非一貫性の一部に軽度な問題が見られたことがエビデンスの限界と考えられた。これらを総合的に判断し、エビデンス総体の確実性は低(C)と評価した。以上より、L-オルニチンの経口摂取は、睡眠の質の向上効果について示唆的な根拠があると判断した。

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