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発酵ラボ お米のチカラ

商品詳細

届出番号 I1432
商品名 発酵ラボ お米のチカラ
会社名 森永製菓株式会社 他製品
ウェブサイト https://www.morinaga.co.jp/whatnew/morinaga_info.html
表示しようとする機能性 ストレス・緊張の緩和;疲労感を軽減;睡眠の質の向上
本品にはγ-アミノ酪酸(GABA)が含まれます。 γ-アミノ酪酸(GABA)には日常作業による一時的な精神的疲労感を軽減する機能、睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の向上に役立つ機能が報告されています。
想定する主な対象者 日常作業に伴う一時的な精神的疲労感を感じる健常者、睡眠の質を向上したい健常者
機能性関与成分名 γ-アミノ酪酸(GABA)
  • GABA
  • 1日あたりの含有量 100㎎
    摂取目安量 1日1本(100g)を目安にお召し上がりください。
    摂取方法 1日1本(100g)を目安にお召し上がりください。(一日当たりの摂取目安量とともに記載)
    摂取をする上での注意事項 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。一日摂取目安量を守って、摂取量が多くならないようご注意ください。降圧薬を服用している場合は医師、薬剤師へ相談してください。
    届出日 2024/03/29
    販売開始予定日 2024/08/31
    販売状況 販売休止中
    食品分類 清涼飲料水
    加工食品(その他)【清涼飲料水 甘酒】
    安全性の評価方法 既存情報による安全性試験結果
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    1.食経験
     本品の喫食実績はない。γ-アミノ酪酸(GABA)はトマトやナス、ジャガイモなどの生鮮野菜に約20~50 mg/100 mg含まれており、通常の食生活において摂取されている。

    2.既存情報による安全性の評価
     γ-アミノ酪酸(GABA)の安全性について、食品安全委員会によりGABAを関与成分とした特定保健用食品の食経験の評価、マウス・ヒトでの安全性評価が行われており、その中で適切に摂取する場合には安全性に問題はないと判断されている。また、研究報告データベースを検索した結果、健常人を対象として20~1000 mgのGABAを配合した食品を4~12週間摂取した場合で、臨床上望ましくない検査値の変動は1例も認められなかった。
     GABAは分子量103.12の単一化合物であり、由来によらずその性状は一定である。よって、本品に配合されるGABAと上記の各安全性試験で用いられたGABAは同等のものであると判断できる。以上の知見より、GABAまたはGABA配合食品には十分な安全性があると考えられる。

    3.医薬品との相互作用
     本品の機能性関与成分と医薬品との相互作用について調査した結果、γ-アミノ酪酸(GABA)は降圧薬等との併用により低血圧を起こす可能性がある。このため、摂取上の注意事項に降圧薬を服用している場合は医師、薬剤師に相談のうえ摂取するよう注意喚起を表示している。この注意喚起によって、本品の摂取における注意を促し、健康被害を防止できると予想される。

    4.まとめ
     以上より、降圧薬等との併用には注意が必要であるが、機能性関与成分「γ-アミノ酪酸(GABA)」を配合した本品は基本的な安全性に懸念はないと考えられる。

    機能性

    1. 機能性関与成分「γ-アミノ酪酸(GABA)」によるデスクワークに伴う短時間の精神ストレスや疲労感の軽減およびリラックス作用に関するシステマティックレビュー
    【目的】健常成人においてGABAの経口摂取は、プラセボを摂取した場合と比較して一時的な疲労感を軽減するかについて、システマティックレビューによって評価することを目的とした。
    【背景】 ストレスが原因で発症する疾患は数多く知られており、精神的ストレスや疲労感を軽減したりリラックス状態を保つことは心身の健康維持に非常に重要であり、GABAのストレス軽減効果についても期待がもたれている。よってGABAを関与成分とした機能性表示食品を販売するにあたり、改めてその効果について検証するため本研究レビューを行った。
    【レビュー対象とした研究の特性】2016年2月26日に研究報告データベースを用いて関連研究を検索した。研究の適格基準は、査読付の無作為化試験(評価の偏りを避け、客観的に効果を評価するための試験方法)およびこれに準じる研究とし、研究の参加者は健常者であることとした。この検索より8報の研究をレビュー対象とした。
    【主な結果】脳波(α波)のシグナル強度、VAS(主観的疲労感)スコア、唾液中クロモグラニンA量、唾液中コルチゾール量、副交感神経活動によって精神ストレスおよび疲労感を評価した結果、各指標においてGABAの摂取による有意な効果が確認された。これらの指標は、一般的に精神的ストレスおよび疲労感の評価に採用されており、レビューの結果より28~100 mgのGABAの摂取によって精神的負荷に伴う短時間の精神的ストレスおよび疲労感の軽減およびリラックス効果が示唆された。
    【科学的根拠の質】本研究レビューには以下の限界が存在する。
    1)研究方法やデータの解析方法についてバイアス(偏り)があり、正確な結果が出るような方法ではない可能性が否定できない。また、試験品の原料供給を担うメーカーが著者に含まれる等の利益相反も認められた。
    2)健常な成人を対象者に設定しているため、病者に関しては本研究レビューの対象外である。
    3)GABAの安全性については別の切り口での評価が必要である。
    4)評価対象論文数は8報と少ないことから、今後更なる有効性の検証が必要である。
    5)今後GABAの消化吸収を妨げる恐れのある成分が報告された場合は、その成分との配合には注意が必要である。

    2. 機能性関与成分「γ-アミノ酪酸(GABA)」による睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の向上に役立つ機能に関するシステマティックレビュー
    【目的】健常成人においてGABAの経口摂取は、プラセボを摂取した場合と比較して、睡眠の質を向上するかについて、システマティックレビューによって評価することを目的とした。
    【背景】慢性的にストレスを感じていると、睡眠の質の悪化による記憶力、集中力および生活の質(QOL)の低下や疲労感の増加が引き起こされる。よって、精神的なストレスを緩和することは睡眠の質を改善することに繋がると考えられる。
    GABAの機能性については精神的ストレスの軽減作用もいくつか報告されていることから、GABAの摂取はストレスの軽減による睡眠の質改善作用があると考えられた。しかしながら、健康な成人を対象としてGABAの睡眠の質改善作用を検証したシステマティックレビューはなかったことから、本研究レビューを実施した。
    【レビュー対象とした研究の特性】抽出された対象研究1件は、別紙様式(V)-7 に示したように以下の特徴があった。GABAの経口摂取に関して継続摂取試験について報告されていた。対象者を健常な範囲内で睡眠に問題を感じている成人10名として、プラセボまたは試験品(GABA100 mg)を1日1回、1週間摂取させていた。解析の結果、プラセボ群と比較して、入眠潜時、総ノンレム睡眠時間(睡眠時脳波)および起床時の気分(VAS)の有意な改善が認められた。本試験における脱落者はいなかった。また、本試験は「ヘルシンキ宣言に準拠した」と明記されていた。
    【主な結果】対象となった研究は1件で、健常な範囲で睡眠に問題を感じている健康な成人がGABAを1日あたり100 mg摂取しており、入眠潜時、ノンレム睡眠時間および起床時の気分に関して肯定的な報告であった。本研究レビューの結果から、GABAの1日あたりの有効な摂取量は、100 mgであると判断した。
    【科学的根拠の質】本研究は以下の限界を有する。
    1)公表バイアスは検出されず、いずれもプラセボ対照RCTではあったが、利益相反も存在するため、バイアスの混入は否定できない。
    2)安全性については、サンプルサイズ、期間ともに十分とは言えないので、GABAの安全性については別の切り口での評価が必要である。
    3)評価対象論文数は1報と少ないことから、今後更なる有効性の検証が必要である。

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