一覧へ戻る

LAGLESS(ラグレス)

商品詳細

届出番号 J830
商品名 LAGLESS(ラグレス)
会社名 千寿製薬株式会社 他製品
ウェブサイト https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
表示しようとする機能性 疲労感を軽減;眼の機能をサポート;記憶の精度を高める
本品には、ルテイン、ゼアキサンチン、アスタキサンチンが含まれます。ルテイン、ゼアキサンチンは年齢とともに低下する認知機能の一部である判断力(変化する状況に応じて適切に対処したり、推論したりする能力)、注意力(一つのことに集中したり、複数の物事に注意を向けられる能力)を維持することが報告されています。また、黄斑部の色素を増加させ、ブルーライトの光ストレスから目を保護し、ぼやけの緩和によってはっきりと見る力(コントラスト感度)やグレア回復(まぶしさから回復する視機能)をサポートすることが報告されています。アスタキサンチンは正常な目のピント調節機能を維持することで、日常的なパソコンやスマートフォン、電子ゲームなどのVDT作業による目の疲労感や、目の使用による肩や腰の負担を軽減することが報告されています。
想定する主な対象者 (認知機能)健常な高齢者、(視機能)健常成人
機能性関与成分名 ルテイン、ゼアキサンチン、アスタキサンチン
  • アスタキサンチン
  • ゼアキサンチン
  • ルテイン
  • 1日あたりの含有量 ルテイン10mg、ゼアキサンチン2mg、アスタキサンチン6mg
    摂取目安量 1日1粒を水などと一緒にお召し上がりください。
    摂取方法 一日当たりの摂取目安量と共に表示
    摂取をする上での注意事項 一日摂取目安量を守って、摂取量が多くならないようご注意ください。原材料をご確認のうえ、食物アレルギーのある方、また、体質、体調により体に合わない場合は、ご利用をお控えください。
    届出日 2024/11/23
    販売開始予定日 2025/02/01
    販売状況 販売休止中
    食品分類 栄養補助食品
    加工食品(サプリメント形状)【ルテイン、ゼアキサンチン、アスタキサンチン含有食品】
    安全性の評価方法 既存情報による安全性試験結果
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    【ルテイン・ゼアキサンチン】
    ・届出品のルテイン、ゼアキサンチン原料は「AbsoLuteinマリーゴールド色素オイル」である。2013~2023年の10年間で約51t国内販売されており、海外では2002年から約20t/年間販売されているが、これまで有害事象の報告はない。
    ・EFSA(欧州食品安全機関)ではルテイン、ゼアキサンチンの一日摂取許容量(ADI)を1 mg/kg体重/日(体重60 kg換算で60 mg/日)と設定した。またFAO/WHO合同食品添加物専門家会議では、ADIを2 mg/kg体重/日(体重60 kg換算で120 mg/日)としたが、2018年に広範に亘る研究で毒性が示されていないことを根拠に上限を取り下げている。そのため本製品の5倍量の機能性関与成分(ルテイン50mg/日、ゼアキサンチン10mg/日)でも安全と判断した。
    ・ルテインを2年間摂取したところ柑皮症を発症した(摂取中止後2か月で治癒)との報告が1例あるが、摂取量を守ることで柑皮症リスクを低減できると考えられる。
    以上より一日摂取目安であるルテイン10 mg、ゼアキサンチン2 mgの安全性は高いと評価した。

    【アスタキサンチン】
    ・アスタキサンチンは天然界に広く分布するカロテノイドの一種で、サケ等の魚類に含まれており豊富な食経験を有する。
    ・健常成人を対象にヘマトコッカス藻由来アスタキサンチン30~45mg/日を、4週間摂取させた結果、被験食と因果関係がある有害事象及び臨床的に問題となるような異常変動は認められず、安全性が高いことが報告されている。
    ・本品の機能性関与成分以外の原材料も食品や食品添加物として使用されている。またアスタキサンチンを含有するヘマトコッカス藻色素は食品添加物に登録されており、安全性が高く、安全性評価結果を最終製品に適用できると考えられる。
    以上より一日摂取目安量であるアスタキサンチ6 mgの安全性は高いと評価した。

    【医薬品との相互作用について】
    医薬品と機能性関与成分との相互作用において健康被害の報告はこれまでないことから、医薬品との相互作用について安全性上の問題はないと評価した。

    【機能性関与成分同士の相互作用について】
    機能性関与成分同士の相互作用において健康被害の報告はこれまでないことから、機能性関与成分同士の相互作用について安全性上の問題はないと評価した。

    機能性

    【認知機能】
    標題: 最終製品「LAGLESS」に含有する機能性関与成分ルテイン・ゼアキサンチンの摂取による認知機能に関するシステマティックレビュー
    (目的)
    この研究レビューは健常な高齢者を対象として二重盲検試験を行い、ルテイン・ゼアキサンチンを摂取した場合と摂取しない場合と比較して、認知機能の維持・改善に及ぼす影響を調べた。
    (背景)
    近年、認知症患者は年々増加傾向にある。高齢者による認知機能の低下を抑制するためにも、症状が現れる以前の健康な状態から対策を行うことで、将来の認知症発症のリスクを抑えることができる。その中で、ルテイン・ゼアキサンチンは抗酸化作用を持ち、摂取後血中に移行し血液脳関門通過することが報告されており、脳内での抗酸化・抗炎症作用により、認知機能の維持・改善する機能が期待されることから、総合的に評価するため研究レビューを実施した。
    (レビュー対象とした研究の特性)
    PubMed、The Cochrane Library、医中誌、J-Stageを用いて、疾病の無い健常な高齢者を対象とし、ルテイン・ゼアキサンチン含有サプリメントの摂取による文献の検索を行った。検索日は2023年2月16日であり73報の文献が抽出された。その後スクリーニングを行い、非臨床試験やアウトカムの異なる文献を除外し、最終的に1報の文献を採用した。採用文献はRCTであり質の高い文献である。採用した文献において認知機能に関連する指標を調査し、プラセボ群と比較を行った。
    (主な結果)
    本研究レビューにおいて、ルテイン10 mg/日、ゼアキサンチン2 mg/日を摂取することにより、認知機能の一部である複合的注意力、認知的柔軟性の改善が確認された。本研究レビューにおいて、スポンサー・共同スポンサーおよび利益相反はない。
    (科学的根拠の質)
    今回の研究レビューでは、複数の文献データベースを用い、広く文献を探索しているが未発表のデータが存在する可能性は否定できない。採用した1報の論文は査読付きで無作為化比較試験であるため、エビデンスの質は高いが、報告が少ないこともあり今後更なる研究に注視する必要があると考える。また、本研究レビューで除外した文献よりルテイン・ゼアキサンチンの摂取によって認知機能の改善に関する報告が確認されている。従って今後の研究でルテイン・ゼアキサンチンを摂取することで効果に関する方向性が変更される可能性は低く、表示しようとする機能性に対するエビデンスは確保されると判断した。

    【視機能】
    標題:最終製品「LAGLESS」に含有する機能性関与成分ルテイン・ゼアキサンチンの摂取による黄斑色素量の維持及び眼機能改善に関するシステマティックレビュー
    (目的)
    ルテイン及びゼアキサンチンの視機能改善に対する機能性を調べることを目的としてシステマティックレビューを行った。
    (背景)
    健康人を対象としたルテイン及びゼアキサンチンの視機能改善に対する機能性を評価した総合的な研究は報告されていないため、研究レビューを行った。
    (レビュー対象とした研究の特性)
    日本語文献データベース及び英語文献データベースで、検索式及び除外基準を立案し検索した。その結果、6件の質の高い臨床研究に関する論文が採択された。
    (主な結果)
    ルテイン及びゼアキサンチンの摂取は、眼の黄斑色素量を増加、維持させる働きがあり、眼の保護に役立つことが認められた。また1日当たりルテイン10 mg以上、ゼアキサンチン2 mg以上の継続摂取で、コントラスト感度(色の濃淡を識別し、ぼやけ及びかすみを緩和する視機能)のサポート、グレア機能の回復(まぶしさから回復する視機能)のサポート及びブルーライト等による光ストレスの軽減作用に役立つことが示された。以上の結果から、ルテイン及びゼアキサンチンは、眼の黄斑色素量を増加、維持する働きがあり、コントラスト感度(色の濃淡を識別し、ぼやけ、かすみを緩和しはっきりと見る機能)をサポートする機能があると考えられた。
    (科学的根拠の質)
    出版バイアスの可能性があることや、研究者への原料メーカーからの資金提供等は確認できないため、否定的な結果が報告されていない又は試験デザインが偏っている等の可能性がある。しかしながら、採用した全ての論文は査読を受けていることから科学的根拠の質は高いと考えられる。

    標題:最終製品「LAGLESS」に含有する機能性関与成分アスタキサンチンのピント調節機能に係わる目の疲労感及び肩・腰の疲労感の改善に関するシステマティックレビュー
    (目的)
    疾病に罹患していない者において、アスタキサンチンの継続的な摂取は、目のピント調節機能を維持することで、VDT作業による目の疲労感及び肩・腰の疲労感を軽減するかを検証した。
    (背景)
    アスタキサンチンの目のピント調節機能改善効果については、複数報告されているが、それらを総合的に評価した報告はない。そこで、アスタキサンチンの摂取が目のピント調節機能を維持し、VDT作業による疲労感を軽減するかを検証した。
    (レビュー対象とした研究の特性)
    リサーチクエスチョン「疾病に罹患していない者を対象とした臨床試験において、アスタキサンチンの継続的な摂取は、プラセボ群と比較して正常な目のピント調節機能を維持することで、VDT作業による疲労感を軽減するか?」に基づいて検索式を設定し、3つのデータベースより文献検索を実施した。検索により特定された文献を適格基準に基づいて採用文献と除外文献に分別した後、「論文の質」の評価により、一定水準以上の研究レベルであるかを選択条件とした。採用文献のピント調節機能に係わる目の疲労感及び肩・腰の疲労感の改善をアウトカムとして定性的研究レビューを実施し、エビデンスの総合評価を【科学的根拠レベル総合評価】、【「研究タイプ、質、数」の目安】、【一貫性の目安】についてA~Eの5段階評価で実施した。
    (主な結果)
    適格基準に合致するエビデンスとして3報の文献を採用した。アスタキサンチン6 mg~9 mg/日の継続的な摂取により、ピント調節機能に係わる目の疲れに有意な改善が認められ、VDT作業による目の疲労感及び肩・腰の疲労感を軽減することが示唆された。
    (科学的根拠の質)
    採用された論文は、いずれも査読のある論文であるため科学的根拠の質は高いと考えられた。また、本研究レビューの限界としては、出版バイアスの可能性が否定できないことなどが考えられる。

    関連コンテンツ


    一覧へ戻る