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KAGOME(カゴメ)日本のトマト

商品詳細

届出番号 J354
商品名 KAGOME(カゴメ)日本のトマト
会社名 カゴメ株式会社 他製品
ウェブサイト http://www.kagome.co.jp/hinshitsu/functional-claims/
表示しようとする機能性 血圧のサポート;中性脂肪を抑える
本品にはトマト由来食物繊維とGABAが含まれます。トマト由来食物繊維には、食後の血中中性脂肪が高めの方の食後血中中性脂肪の上昇を抑える機能が報告されています。GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能が報告されています。
想定する主な対象者 健康な成人(血圧が高めの方、食後の血中中性脂肪が高めの方)
機能性関与成分名 トマト由来食物繊維、GABA
  • GABA
  • トマト由来食物繊維
  • 1日あたりの含有量 トマト由来食物繊維:1.6 g、GABA:36 mg
    摂取目安量 1日1本(195g)を目安にお召し上がりください。
    摂取方法 1日1本(195g)を目安にお召し上がりください。(一日摂取目安量と共に表示)
    摂取をする上での注意事項 多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進できるものではありません。降圧剤等の医薬品を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。
    届出日 2024/06/26
    販売開始予定日 2024/10/01
    販売状況 販売休止中
    食品分類 野菜
    加工食品(その他)【トマトジュース(濃縮トマト還元)】
    安全性の評価方法 喫食実績の評価
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    今回届出を行う「KAGOME(カゴメ)日本のトマト」 (以下、本商品) は、トマトのみを原材料とするトマトジュースです。国内で、トマトジュースは年間で約8万トン以上生産されており、生産量の上位2社で全体の生産量の8割前後を占めています。届出者は、国内でトマトジュースを1933年から販売しており、累計218百万函 (1,243万トン相当) 以上の販売実績があります。届出者の販売するトマトジュース (トマトジュース従来品、という) には90年以上の豊富な販売実績があることから、食経験の長い商品といえます。
    本商品に含まれる機能性関与成分トマト由来食物繊維、GABAは、原料のトマトに由来します。さらに本商品はトマトジュースであり、これまで90年以上の食経験のあるトマトジュース従来品と同じように原料はトマトのみです(トマトジュース従来品には、食塩を加えたものもある)。従って、本商品は、食経験により安全性が十分に確認されたトマトジュース従来品と類似する食品とみなすことができ、食経験の観点から安全性に関する懸念は無いと考えます。

    機能性

    (1)「トマト由来食物繊維」の食後血中中性脂肪上昇抑制作用に関する科学的根拠
    【標題】
    「KAGOME(カゴメ)日本のトマト」に含まれる機能性関与成分「トマト由来食物繊維」の経口摂取による食後血中中性脂肪上昇抑制作用に関するメタアナリシスを含むシステマティックレビュー(2022年届出の更新版)
    【目的】
    「疾病に罹患していない者を対象とし、トマト由来食物繊維を含む被験物の経口摂取が、トマト由来食物繊維を含まない被験物の経口摂取もしくは何も介入を行わない場合と比較して、食後血中中性脂肪の上昇抑制作用を示すか?」というリサーチクエスチョンを、メタアナリシス(MA)を含むシステマティックレビュー(SR)によって検証することを目的としました。
    【背景】
    2022年に実施したMAを含むSRにより、食後の血中中性脂肪値が高めの方において、1.6 gのトマト由来食物繊維を食事と一緒に摂取することで、食後の脂肪の吸収と血中中性脂肪の上昇を抑制する作用が期待できることを示しました。一方、SRの報告にあたってのガイドラインであるPRISMA声明が更新されたことから、既存のSRを更新することとしました。
    【レビュー対象とした研究の特性】
    トマト由来食物繊維の摂取が、食後血中中性脂肪の上昇を抑制する作用を示すか検証した研究を、国内外のデータベースを使用して検索しました。対象者は疾病に罹患していない健康な成人とし、トマト由来食物繊維を含む食品の摂取が、トマト由来食物繊維を含まないかトマト由来食物繊維の含量の少ない被験物の経口摂取、もしくは何も介入を行わない場合と比較して、食後の血中中性脂肪値や血中中性脂肪上昇曲線下面積(*1)に影響を与えるかを検証した研究を対象としました。文献を網羅的に集めた結果、2つの研究が条件を満たしていたため、この2研究をレビューの対象としました。
    【主な結果】
    レビュー対象とした2研究では、一日当たり1.6~3.2 gのトマト由来食物繊維を含む食品を摂取することにより、食後の血中中性脂肪値が高めの健康な方(食後血中中性脂肪値の最大値が200 mg/dL以上の方)において、食後の血中中性脂肪値や血中中性脂肪上昇曲線下面積の有意な低下が認められていました。2研究の結果を統合したMAを実施した結果、血中中性脂肪上昇曲線下面積や血中中性脂肪最大変化量での有意な低下が確認されました。このことから、1.6 gのトマト由来食物繊維を含む食品の摂取は、食後の血中中性脂肪値が高めの健康な方において、食後の脂肪の吸収を抑え血中中性脂肪の上昇を抑制する機能があると結論づけました。
    【科学的根拠の質】
    レビュー対象とした2研究のエビデンスの確実性は「中」であり、トマト由来食物繊維の経口摂取による食後血中中性脂肪の上昇抑制作用には一定の科学的根拠があると考えられました。但し、採用研究が2研究と少ないことで、いくつかのバイアスが評価結果に影響している可能性も否定できないため、今後もトマト由来食物繊維についての情報収集を継続的に行ってまいります。

    (2)「GABA」の血圧低下作用に関する科学的根拠
    【標題】
    「KAGOME(カゴメ)日本のトマト」に含まれる機能性関与成分γ-アミノ酪酸 (GABA) の経口摂取による血圧低下作用に関するメタアナリシスを含むシステマティックレビュー (2016年届出の更新版)
    【目的】
    「疾病に罹患していない者を対象とし、GABAを含む被験物の経口摂取が、GABAを含まない被験物の経口摂取もしくは何も介入を行わない場合と比較して、収縮期血圧 (SBP) および拡張期血圧 (DBP) の低下作用を示すか?」というリサーチクエスチョンを、メタアナリシス(MA)を含むシステマティックレビュー(SR)によって検証することを目的としました。
    【背景】
    2016年に実施したMA を含むSRにより、12.3 mg/日のGABAを12 週間摂取することで、血圧が高めの方(正常高値血圧者)や軽症者(I度高血圧者)に対し血圧低下作用が期待できることを示されました。一方、前回のSRの実施から既に7年以上が経過していることや、SRの報告にあたってのガイドラインであるPRISMA声明が更新されたことから、前回のSRを更新することとしました。
    【レビュー対象とした研究の特性】
    GABAの摂取が、血圧を低下させる作用を示すか検証した研究を、国内外のデータベースを使用して検索しました。対象者は疾病に罹患していない健康な成人としました。血圧に関しては、血圧が正常の方(正常血圧者)、正常高値血圧者に加えて、I度高血圧者も対象としました(*2)。このような方に対して、GABAを含む食品の摂取が、GABAを含まない食品の摂取と比較して、SBPおよびDBPの低下作用を示すかを検証した研究を対象としました。文献を網羅的に集めた結果、10研究が条件を満たしていたため、この10研究をレビューの対象としました。
    【主な結果】
    レビュー対象とした10研究の結果を統合したMAを行ったところ、正常血圧者の血圧には影響を与えず、正常高値血圧者、I度高血圧者に対し血圧低下作用を示すことが明らかとなりました。また、10研究のGABA摂取量および摂取期間より、11.46 mg/日のGABAを12週間摂取することで、血圧低下作用が期待できると考えられました。
    【科学的根拠の質】
    レビュー対象とした10研究のエビデンスの確実性は「高」~「中」であり、GABAの経口摂取による血圧低下作用には一定の科学的根拠があると考えられました。しかし、今回の採用研究の中には、GABAのみの効果をヒトで検証した例はなかったため、他の成分が効果に影響している可能性や、吸収代謝に影響を与える成分の有無などを完全に解明することは困難でした。これは食品の研究の限界と考えられます。

    (*1)時間経過に伴う血糖値や血中中性脂肪値の増加量の推移から算出した面積を指し、食品摂取による糖や脂肪の吸収量の指標として用いられています。
    (*2)正常血圧者はSBPが130 mmHg未満かつDBPが85 mmHg未満の方、正常高値血圧者はSBPが130~139 mmHg又はDBPが85~89 mmHgの方、I度高血圧者はSBPが140~159 mmHg又はDBPが90~99 mmHgの方のことです。

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