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チロウ

商品詳細

届出番号 I596
商品名 チロウ
会社名 バイベックス製薬株式会社 他製品
ウェブサイト https://www.vibexpharmaceutical.com/
表示しようとする機能性 血圧のサポート;記憶の精度を高める;中性脂肪を抑える
本品には納豆菌由来ナットウキナーゼ、EPA・DHAが含まれます。 納豆菌由来ナットウキナーゼは、血流(末梢)を改善することで血圧が高めの方の血圧を下げる機能が報告されています。 EPA・DHAには血中中性脂肪を減らす作用、及び中高年の方の加齢に伴い低下する、認知機能の一部である記憶力(一時的に物事を記憶し、思い出す力)、注意力(一つあるいは複数の物事に持続的に注意を向けられる力)、判断力(物事を多面的・多角的に考察し、正しく判断する力)、空間認識力(物の配置や形状、向きなどを把握する力)を維持することが報告されています。
想定する主な対象者 血圧が高めの方(正常高値の方)、中性脂肪が気になる方、健常な中高年者
機能性関与成分名 納豆菌由来ナットウキナーゼ EPA・DHA
  • DHA
  • EPA
  • ナットウキナーゼ
  • 1日あたりの含有量 【1】3.97mg(2000FU) 【2】685mg【3】515㎎
    摂取目安量 12粒
    摂取方法 水又はぬるま湯などと一緒にお召し上がりください。
    摂取をする上での注意事項 1.本品は多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。   一日の摂取目安量をお守りください 2.食物アレルギーのある方は、原材料名をご確認の上ご使用をお決めください。 3.納豆菌培養エキス末は製造工程中でビタミンK2を取り除いています。
    届出日 2023/08/07
    販売開始予定日 2024/01/09
    販売状況 販売休止中
    食品分類 栄養補助食品
    加工食品(サプリメント形状)【納豆菌由来ナットウキナーゼ・EPA・DHA含有加工食品】
    安全性の評価方法 既存情報による安全性試験結果
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    (2023.11.29)【別紙様式(Ⅲ)-3の 納豆菌由来ナットウキナーゼ情報(1)試験機関の名称を記載、(3)試験機関の名称を記載、(4)試験機関の名称及び試験機関の種類を記載、及び納豆菌由来ナットウキナーゼとEPA・DHA両方の情報(5)チェックボックスへのチェック入】【別紙様式(Ⅳ)健康被害の情報の対応窓口部署名等の管轄部の変更】

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    【納豆菌由来ナットウキナーゼ】 
    本届出製品の機能性関与成分の納豆菌由来ナットウキナーゼを含む原料である納豆菌培養エキス末に関する既存情報による安全性試験の評価を行った。
    「遺伝毒性評価」復帰突然変異試験、染色体異常試験において遺伝毒性は認められなかった。
    「急性毒性及び慢性毒性評価」単回経口投与毒性試験、反復経口投与毒性試験において異常は認められなかった。
    「ヒト安全性試験」健常男女(20~64歳)対象、4週間摂取臨床試験実施後の安全性評価結果は2000FU(3.97mg)/日の摂取量で安全性に問題がないこと確認された。また健常男女(20~64歳)対象、4週間過剰摂取試験を行った結果一日の摂取目安量の5倍量10000FU(19.85mg)/日の摂取でも安全性に問題がないことが確認された。
    「医薬品との相互作用」既存のデータベ―ス検索結果より機能性関与成分と医薬品との相互作用は報告されていない。
    以上より各安全性試験結果から適切な摂取での安全性に問題はないと判断しました。

    【EPA・DHA】
    本届出食品の機能性関与成分であるエイコサペンタエン酸(EPA)・ドコサヘキサエン酸(DHA)は魚介類、特に青魚に多く含まれるn-3系多価不飽和脂肪酸(PUFA)である。EPA・DHA含有精製魚油は既に1980年代には日本でサプリメントとして販売されており、機能性素材として30年以上の食経験がある。
    米国FDAの限定的健康表示規格において、サプリメントからの摂取はEPAとDHAを合わせて1日2gを超えないようにとされている。一方、本届出製品の一日摂取目安量当たりのEPA・DHAの摂取量は1200mgであるため、本届出製品に含有されるEPA・DHAの摂取による安全性に問題はないと判断した。

    【機能性関与成分同士の相互作用】
    本届出製品が含有する機能性関与成分について、成分同士の相互作用が観察されたとの報告はありません。
    【まとめ】
    以上より、納豆菌由来ナットウキナーゼについては安全性に関する文献検索で1日摂取目安量の5倍配合での安全性が評価されており、EPA・DHAについては食経験があったことから、当該製品についても1日摂取目安量を守って摂取すれば健康被害が起こることはないと判断いたしました。

    機能性

    「納豆菌由来ナットウキナーゼ」【血圧低下機能】
    (ア)標題
     機能性関与成分納豆菌由来ナットウキナーゼの摂取による血圧低下機能に関する研究レビュー
    (イ)目的
     研究レビューにより、「血圧が高めの者(正常高値血圧者またはⅠ度高血圧者)を対象に、プラセボの経口摂取と比較して、国内外の論文を検索・調査し、科学的根拠を評価した。
    (ウ)背景
    現在、日本において生活習慣病の増加が問題となっており、高血圧もその一つである。高血圧が進むと、心不全等の心疾患や脳出血等の脳血管障害等のリスクが高まる。納豆菌由来ナットウキナーゼには、血小板凝集抑制作用や血流改善効果も報告されており、主にサプリメント(顆粒、カプセル状など)等の食品として摂取することで、血圧が高めの者(正常高値血圧者またはⅠ度高血圧者)の血圧を低下させる機能があることが報告されている。
    (エ)レビュー対象とした研究の特性
    国内外の文献データベースから納豆菌由来ナットウキナーゼと血圧に関係する研究があるか検索した。目的に沿った研究は、3.97㎎(2000FU)の被検食を用いたランダム化比較試験を行った研究が2報あったため、その論文について評価した。
    (オ)主な結果
    上記論文では1日あたり3.97㎎(2000FU)の納豆菌由来ナットウキナーゼ原料を含むソフトカプセルを、血圧が高めの者(正常高値血圧者またはⅠ度高血圧者)が摂取する事によって、プラセボ摂取群と比較して有意な結果を示していることが確認された。
    (カ)科学的根拠の質
    バイアスリスクについては、症例減少バイアスとして、脱落例がみられた研究が2報あったが、その他に研究結果に影響を与えるバイアスリスクは少ないと考えられる。非直接性については低いと判断した。出版バイアスについては、メタアナリシスを実施していないため、バイアス自体を否定することはできないが、未報告研究は確認されず、その他研究結果に影響を与える要因も認められなかったことから、低いと判断した。

    「EPA・DHA」【血中中性脂肪を低下させる機能】
    (ア)標題
     エイコサペンタエン酸(EPA)・ドコサヘキサエン酸(DHA)の摂取による血中中性脂肪値(以下、中性脂肪値)低下の機能性に関する研究レビュー
    (イ)目的
     疾病に罹患していない健常成人男女および中性脂肪値がやや高め(正常高値域)の成人男女(P)がEPA・DHAを継続摂取した場合(I)とプラセボを継続摂取した場合またはEPA・DHA介入なし(非摂取)(C)で、中性脂肪値を低下させるか(O)を評価した。
    (ウ)背景
    EPA・DHA含有の本届出食品を機能性表示食品として販売するにあたり、疾病に罹患していない健常成人男女および中性脂肪値がやや高めの成人男女において、EPA・DHAの摂取が中性脂肪値を低下させる効果を持つかについて検証した。
    (エ)レビュー対象とした研究の特性:PICOに従い、英語および日本語のランダム化比較試験(RCT)の査読付き論文を対象とした。文献の発表された期間は特に制限しなかった。主要評価項目は中性脂肪値とし、健常成人(正常高値者を含む)を対象とした。
    (オ)主な結果
     採用された5報の文献の詳細について、対象者はすべて健常成人男女(正常高値者を含む)であり、プラセボ摂取またはEPA・DHA介入なし(非摂取)群に対して介入群の中性脂肪値が有意に低下または低下傾向であった。介入群の EPA・DHAの摂取量は総量で182mg~ 6000mg /日であった。
    (カ)科学的根拠の質
    バイアスリスクとして、3報でランダム化の方法、5報で割付の隠蔵についての詳細な記載が不足しており、1報でFAS、3報でPPSを使用している文献が見られた。また、その他のバイアスとして、被験物製造企業の従業員が含まれること、出版バイアスの可能性が考えられた。以上のバイアスリスクは否定できないものの、採用した5報すべてで中性脂肪値低下に対する肯定的な結果が得られており、エビデンス総体に影響する重大なリスクはないと判断した。

    「EPA・DHA」【中高齢健常者における認知機能の維持機能】
    (ア〉標題
     EPA・DHAを用いた中高齢健常者における認知機能の維持に関する研究レビュー(定性的研究レビュー)
    (イ) 目的
     中高齢健常者(MCIを含む)に対して(P)、EPA・DHA含有食品を経口摂取することにより(I)、プラセボ食品の経
    口摂取と比較して(C)、認知機能を維持する機能がみられるか(O)評価を行う。
    (ウ) 背景
     超高齢社会である現在の日本において、加齢に伴う認知機能の低下は大きな問題となっている。特定の食品成分を摂取することにより、認知機能を維持・改善するといった機能性に関する多くの研究が進められている。EPA・DHAについても認知機能の維持に有益であることが報告されていることから、研究レビューを実施することは有意義なことと思われる。
    (エ) レビュー対象とした研究の特性
     疾病に罹患していない健常者(軽度認知障害を含む)を対象としてEPA・DHAの摂取による認知機能への有効性を検討している試験報告を調べた。採用された15報のうち1報の採用論文において日本人を対象としており、対照群は全てプラセボ食品を用いていた。採用された論文において、認知機能に関する評価指標が同一でなく研究毎の異質性が高いこと、メタアナリシスを実施するための十分な研究データが得られなかったことから、メタアナリシスによる定量的な統合および追加的解析については実施しなかった。
    (オ) 主な結果
     15報のRCT論文が抽出され、11報でEPA・DHA摂取群がいずれかの評価項目(「記憶力」「注意力」「判断力」)において、認知機能を維持する方向で有意な結果を示していることが確認された。EPA・DHAには、1日摂取目安量として434mg以上摂取することにより記憶力を維持する機能、603.2mg以上摂取することによって注意力・判断力を維持する機能、1,200mg以上摂取することによって空間認識力を維持する機能があると判断した。
    (カ)科学的根拠の質
     各アウトカムに関して、バイアスリスクに多少の懸念があることを除いてエビデンスの質は高いと判断した。本研究における結果の限界・問題点としては、定的レビューのみ実施しており、メタアナリシスによる検証がなされていない。これにより「非一貫性」「その他出版バイアスなど」に関する基準が明確となっていないことが挙げられる。

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