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管循プロネス

商品詳細

届出番号 H793
商品名 管循プロネス
会社名 四季乃舎株式会社 他製品
ウェブサイト https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
表示しようとする機能性 血圧のサポート;血管の柔軟性の維持;コレステロール値を改善
本品にはGABA、カツオ由来エラスチンペプチド、オリーブ由来ヒドロキシチロソールが含まれます。GABAは、血圧が高めの方の血圧を低下させる機能があることが報告されています。カツオ由来エラスチンペプチドには加齢とともに低下する血管のしなやかさ(血管を締め付けた後の血管の拡張度)維持に役立つ機能が報告されています。オリーブ由来ヒドロキシチロソールは抗酸化作用を持ち、血中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の酸化を抑制させることが報告されています。
想定する主な対象者 血圧が高めの方を含む健常成人、健康な中高年男女、疾病に罹患していないもの(未成年、妊産婦、授乳婦は除く)
機能性関与成分名 GABA、カツオ由来エラスチンペプチド、オリーブ由来ヒドロキシチロソール
  • GABA
  • エラスチンペプチド
  • ヒドロキシチロソール
  • 1日あたりの含有量 GABA:12.3mg、カツオ由来エラスチンペプチド:75mg、オリーブ由来ヒドロキシチロソール:5.25mg
    摂取目安量 2粒(600mg)
    摂取方法 1日摂取目安量を水などでお召し上がりください。
    摂取をする上での注意事項 ●高血圧治療薬(降圧薬)や糖尿病治療薬(血糖降下薬)をお飲みの方は、本品の摂取を避けてください。
    届出日 2022/11/17
    販売開始予定日 2023/01/23
    販売状況 販売休止中
    食品分類 栄養補助食品
    加工食品(サプリメント形状)【ギャバ、エラスチン、オリーブ葉抽出物含有加工食品】
    安全性の評価方法 既存情報による安全性試験結果
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    撤回日 2023/08/18
    届出撤回の事由 本商品を販売しないことを決めたため。

    届出者の評価

    安全性

    【GABA】
    10~1,000 mgのGABAを単回~6か月間摂取した場合に、軽度の自覚症状変化を訴える事例はあるものの、安全性に問題はなかったことが報告されている。また、本品に含まれる機能性関与成分量の5倍量以上のGABA 1,000 mgを4週間摂取した試験においても安全性に問題のないことが報告されている。医薬品との相互作用について、降圧薬などの医薬品を併用すると血圧を下げすぎてしまう可能性が報告されているので、摂取上の注意に、降圧薬等の医薬品服用者は本品の利用について医師、薬剤師に相談すべきである旨を表示している。

    【カツオ由来エラスチンペプチド】
    本品の機能性関与成分であるカツオ由来エラスチンペプチドについて文献情報の検索を行ったところ、ラットを用いた急性毒性試験において異常所見は認められず、細菌を用いた遺伝毒性試験(umu試験)においても変異原性を有さないことが確認された。さらに、過剰量長期摂取時の安全性を確認するために行ったとされる、日本人の健常者(男女42名)を対象としたカツオ由来エラスチンペプチド400 mg(届出量の約5倍量)の13ヵ月間の摂取試験において、摂取期間中に理化学検査、血液生化学検査の値に有意な変動は認められず、安全性に問題ないことが確認された。医薬品との相互作用について調査を行った結果、相互作用の報告はなかった。

    【オリーブ由来ヒドロキシチロソール】
    一般的に広く流通している6%のヒドロキシチロソールを規格するオリーブ果実抽出物「HIDROX」は、GRAS物質として登録されており、ヒドロキシチロソールの安全性については確認されている。また、ヒドロキシチロソールはオリーブの部位(葉や果実、オイル等)による明らかな相違はないという結論が、EFSA(European Food Safety Authority)よりでている。医薬品との相互作用について、血圧、血糖を低下させる医薬品との相互作用によって効果が増強される可能性が報告されているが、コミッシュンEモノグラフで相互作用の危険性は無いとされていること、摂取上の注意事項欄に、高血圧治療薬(降圧薬)や糖尿病治療薬(血糖降下薬)を服用中の方は、本品の摂取を避けるよう記載したことから、本品を販売することは適切であると判断した。

    機能性

    【GABA】
    ア)標題
    GABA摂取による血圧が高めの方の血圧を低下させる効果についての研究レビュー
    イ)目的
    血圧が正常もしくは高め〔最高(収縮期)血圧~139 mmHgまで、または、最低(拡張期)血圧~89 mmHgまで〕の健常成人が、長期間GABAを含む食品を摂取した場合と、GABAを含まない食品を摂取した場合で、血圧低下効果に違いがあるかどうかを評価し、本品に含まれる量のGABAが健常人の高めの血圧を健康的な値に保つことをサポートするかを検証することを目的とした。
    ウ)背景
    本品を機能性表示食品として販売するにあたり、GABAを配合した本品の血圧低下効果について検証するため、本研究レビューを行った。
    エ)レビュー対象とした研究の特性
    日本語および英語の文献データベース、健康食品素材のデータベースを用いて文献調査を行い、2016年7月より以前に発表された文献を対象として、「目的」の項に記載した条件に合致する文献を検索した。なお、特定保健用食品の試験方法に倣い、参加者に軽症高血圧者が含まれる研究も対象としたが、軽症高血圧者のみの研究は疾病者のデータになるため対象外とした。最終的に残った15報を評価対象とした。
    オ)主な結果
    血圧低下効果は、収縮期および拡張期血圧を指標として評価された。その結果、正常高血圧(収縮期血圧 130~139 mmHg又は拡張期血圧 85~89 mmHg)の人において、一日当たり12.3 mg~80 mgのGABAを含んだ食品はGABAを含まない対照品と比較して、有意な効果(統計学上、偶然ではなく意味のある効果)が認められた。また、正常な血圧の人のみを対象とした場合は正常な血圧を維持した。採用した文献は、いずれも日本人を対象とした試験であり、日本人への外挿性は高いと判断した。
    カ)科学的根拠の質
    収集した論文は、GABAを含まないプラセボを対照としたランダム化二重盲検並行群間試験がほとんどで、研究レビューの科学的根拠の質は高いと考えられる。一部の採用文献において、研究方法に偏り(バイアス)が疑われるもの、利益相反について記述がないものもあったが特に問題となるものはなかった。また、幅広く文献の検索を実施しているが、未報告の研究が存在する可能性があり、出版バイアスの可能性もあると考えられるため、今後も新しい研究報告について定期的にチェックする必要がある。

    【カツオ由来エラスチンペプチド】
    ア)標題
    カツオ由来エラスチンペプチドの摂取による健常成人の血管機能の改善作用
    イ)目的
    健常成人がカツオ由来エラスチンペプチドを経口摂取することによって、血管機能の改善に役立つかの検証を目的とした。
    ウ)背景
    エラスチンはゴムのように伸縮性に富むタンパク質であり、ヒトの組織や臓器(皮膚、動脈、靭帯など)に弾力性を与えている。エラスチンは動脈では中膜に多く存在し、血圧及び血流の拍動を緩衝するのに役立っている。しかし、加齢により中膜のエラスチンが減少し、血管はしなやかさを失うことが報告されている。エラスチンは血管機能に重要な役割を担っているが、経口摂取による血管機能への効果をまとめたレビューはない。
    エ)レビュー対象とした研究の特性
    日本語及び外国語文献のデータベースを用いて、健常成人がカツオ由来エラスチンペプチドを経口摂取することで、血管機能が改善するかを検証した並行群間比較試験を検索し、合致するものを対象とした。
    オ)主な結果
    採用文献によると、血管弾性を表す数値(上腕足首間脈波伝播速度)が各年代及び性別における基準範囲内であり、40歳以上64歳以下の疾病を患っていない健康な日本人男性及び女性を対象に、カツオ由来エラスチンペプチド75 mg/日(エラスチン群)またはプラセボ(プラセボ群)を16週間持続して経口摂取させることで、エラスチン群ではプラセボ群と比較して血管弾性、血管内皮機能および体感(手足の冷え、腰痛、疲れやすさ、目の疲れ、イライラ感、物忘れ)が有意に改善した。本研究レビューによって、健常者がカツオ由来エラスチンペプチド75 mg/日を経口摂取することで、加齢とともに低下する血管のしなやかさ(血管を締め付けた後の血管の拡張度)維持に役立つ機能を期待できると判断した。
    カ)科学的根拠の質
    本研究レビューの限界として、出版バイアスの可能性や未発表データが存在する可能性は否定できない点があるが、研究の収集は科学技術および医療分野の主要なデータベースを使用しているため、公開されている当該研究はほぼ網羅されていると判断した。今後更に質の高い研究成果が報告されることが望ましいが、採用文献は査読付であり、人間ドックなどに用いられ学術的にも信頼性のある検査法を用いているため、科学的根拠の質は機能性評価に値すると考えた。

    【オリーブ由来ヒドロキシチロソール】
    ア)標題
    オリーブ由来ヒドロキシチロソールによる血中LDLコレステロールの酸化抑制作用に関する研究レビュー
    イ)目的
    健常成人に対して、オリーブ由来ヒドロキシチロソールを摂取させた際の、血中LDLコレステロールの酸化抑制における機能の有無を評価することを目的とした。
    ウ)背景
    オリーブに含まれるポリフェノールには抗酸化機能があることから、LDLコレステロールの酸化抑制作用が報告されている。本品の機能性関与成分であるオリーブ由来ヒドロキシチロソールはオリーブに含まれるポリフェノールの一種であり、LDLコレステロールに対する酸化抑制作用が示唆されている。しかし、オリーブ由来ヒドロキシチロソールの摂取と血中のLDLコレステロールの酸化の関連性をレビューした報告は今のところ無い。そこで本レビューでは、オリーブ由来ヒドロキシチロソールのLDLコレステロール酸化抑制作用の有無を検証した。
    エ)レビュー対象とした研究の特性
    健常成人を対象とし、オリーブ由来ヒドロキシチロソールの経口摂取による、血中LDLコレステロールの酸化への影響を、プラセボと比較した論文を評価対象とした。文献検索と内容精査を行い、3報を採択した。
    オ)主な結果
    採用文献3報は、健常成人に対しオリーブ由来ヒドロキシチロソールを1.59 mg~50 mgを単回または3週間継続摂取させた試験であった。3報とも摂取期間後、プラセボと比較して有意に血中LDLコレステロールの酸化抑制効果が認められた。本品のヒドロキシチロソール含有量は5.25 mg/日であるが、採用文献のうち1報で、オリーブ由来ヒドロキシチロソール単独で5.25 mgでの有効性を示しており、本品の機能性に問題ないと考えられる。
    カ)科学的根拠の質
    本研究レビューにおいては未発表研究データが存在する可能性は否定出来ないものの、科学技術分野から医療分野の3つの主要データベースを使用しているため、現時点で公表されている当該研究を網羅できていると判断できる。しかし、UMIN-CTRの使用が進んでいないため、出版バイアスの可能性は否定できない。

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