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九州玄米黒酢

商品詳細

届出番号 G794
商品名 九州玄米黒酢
会社名 マルボシ酢株式会社 他製品
ウェブサイト https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
表示しようとする機能性 血圧のサポート;体脂肪を減らす
本品には酢酸が含まれます。酢酸には、血圧が高めの方の血圧を低下させる機能、肥満気味の方の内臓脂肪を減少させる機能があることが報告されています。血圧が高めの方、内臓脂肪が気になる方に適した食品です。
想定する主な対象者 血圧が高めの方、内臓脂肪が気になる方
機能性関与成分名 酢酸
  • 酢酸
  • 1日あたりの含有量 750mg
    摂取目安量 18ml
    摂取方法 18ml(大さじ1杯強)を目安に10倍程度の水で薄めてお召し上がりください。シロップを加えたり、ソーダで割ってもおいしく召し上がれます。
    摂取をする上での注意事項 ・本品は多量摂取により、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 ・空腹時や原液での摂取は刺激を強く感じることがあります。
    届出日 2021/10/26
    販売開始予定日 2022/02/14
    販売状況 販売中
    食品分類 調味料
    加工食品(その他)【米黒酢】
    安全性の評価方法 喫食実績の評価;既存情報による食経験の評価;既存情報による安全性試験結果
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    (R6.7.3)様式Ⅰ、様式Ⅱ、別紙様式Ⅱ-1 安全性情報の変更

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    届出食品である「九州玄米黒酢(以下届出食品とする)」については、新商品であり販売実績はない。類似する食品として届出者が長年販売している「米黒酢」については、1975年4月から2020年3月の45年間の販売数量は約1万トンを超えており、これまでに本食品と明確な因果関係の認められた有害事象は報告されておらず、安全性に関する問題は発していない。届出食品は食酢であり、食酢は昔から調味料として喫食実績がある。特に一般大衆向けに広まったのは江戸時代とされており、少なくとも一般消費者向けには百年以上の食経験があるものと考えられる。
    既存情報としては、特定保健用食品「マインズリンゴ酢ドリンク」に関する食品健康影響に関する審議結果として、下記のような情報を確認した。
    まず食経験としては、国内では、食酢は年間 42 万 KL 程度が生産、消費されており、また、お寿司や酢の物の一人前に含まれる食酢の量は 11~15ml 程度であり、多い場合には 1 日当たりの食酢摂取量は 30~45ml 程度に達するが、この程度の食酢の摂取(酢酸として 1.5~2.3g/日程度)でもこれまで安全性上の問題とはなっていない。
    ヒト試験としては、軽症および中等症の高血圧者に対し、届出食品の2倍の酢酸を含む飲料(1本 100ml 当たり酢酸を 1.5g 含む食酢飲料)を 1本/日及びプラセボの 3群並行間比較試験を8週間に渡って行ったところ、BMI、心拍数の有意な変動はなく、 血液検査値の異常変動もなく、自覚症状、診察所見において重篤な副次作用は認められず、健常者が、本届出食品の 2 倍の酢酸を含有する飲料を 1日3本、すなわち 6 倍の過剰量を4週間に渡って摂取すると、途中(2 週間目)を含め、生化学分析で血清カリウム濃度の有意な高値を認めたが、摂取終了直後(4 週間後)は飲用直前と比較して、血圧、体重に有意な変動はなく、血液検査、尿検査において健康上・医学上、問題となるような変動(異常値への変動)は特に認められなかった。また、自覚症状、医師による診断でも、消化器症状を含め、異常は特に見出されず、 被験者一人一人の検査値も解析したが、 健康上特に問題なかった。
    以上のことから、本届出食品を一日摂取目安量摂取する場合においては安全と考えられる。

    機能性

    ①血圧低下効果について
    (ア)標題:最終製品「九州玄米黒酢」に含有する機能性関与成分酢酸による血圧低下の機能性に関するシステマティック・レビュー
    (イ)目的:リサーチ・クエスチョン「血圧が高めの方(正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者)は酢酸摂取により血圧が低下するか?」について検証することを目的とした。
    (ウ)背景:食酢に含まれる酢酸には、吸収後に代謝されて生成したアデノシンを介した血管拡張による血圧低下作用についての報告があり、酢酸を関与成分とし「血圧が高めの方に適する」旨の保健用途を表示できる特定保健用食品が許可されているが、システマティック・レビューにより血圧が高めの方に対する有効性を明らかにしたものは少ない。
    (エ)レビュー対象とした研究の特性:検索の結果、1報の文献を採用した。日本人の成人男女を対象としたRCTであり、疾病に罹患していない者(正常高値血圧者)およびⅠ度高血圧者を対象とし、1 日あたり750mgの酢酸を含有するリンゴ酢配合飲料摂取群、玄米酢配合飲料摂取群および酢酸を含有しないプラセボ飲料摂取群の3群構成、主要評価項目は血圧(収縮期血圧、拡張期血圧)であった。全体解析とともに疾病に罹患していない者(正常高値血圧者)での層別解析を実施していた。
    (オ)主な結果: 1 日あたり750mgの酢酸を10週間継続摂取することで、正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者の全体解析においては、リンゴ酢配合飲料摂取群、玄米酢配合飲料摂取群のいずれの収縮期血圧においても、プラセボ群と比較して継続して有意な低値を示したが、拡張期血圧ではリンゴ酢配合飲料、玄米酢配合飲料ともに群間有意差が見られなかった。なお、疾病に罹患していない者のデータのみを対象とした正常高値血圧者のみの研究レビューでは、収縮期血圧ではリンゴ酢配合飲料、玄米酢配合飲料ともにプラセボ群と比較して有意な低値を示し、拡張期血圧ではリンゴ酢配合飲料では群間有意差が見られなかったが、玄米酢配合飲料では有意な低値を示した。以上のことから、酢酸は、1 日あたり750mg継続摂取することにより、疾病に罹患していない者の高めの血圧低下させる作用を有すると考えられた。
    (カ)科学的根拠の質:限界としては、採用文献は1報であることがあげられた。バイアス・リスクは見られたものの、全体的な質に与える影響はなく、酢酸が有する血圧が高めの方の血圧を低下させる機能については科学的根拠ありと判断した。今後更なるエビデンスの蓄積が望まれる。

    ②内臓脂肪低減効果について
    (ア)標題:最終製品「九州玄米黒酢」に含有する機能性関与成分酢酸による内臓脂肪を減少させる機能性に関するシステマティック・レビュー
    (イ)目的:リサーチ・クエスチョン「肥満気味(BMI 25-30kg/m2 )の成人男女において、酢酸を含む食品の摂取は、内臓脂肪を減少させる機能があるのか」を検証することを目的とした。
    (ウ)背景:食酢の主成分である酢酸を摂取すると脂肪合成を低下させ、抗肥満効果があることが報告されているが、健常者のみを対象とした酢酸の経口摂取による内臓脂肪の減少効果に関する研究レビューの報告は確認できなかった。
    (エ)レビュー対象とした研究の特性:検索の結果、1報の文献を採用した。疾病に罹患していない健常な日本人の成人男女を対象とした臨床試験であり、一日当たりの酢酸としての摂取量は750mgと1500mgを12週間摂取する試験であった。
    (オ)主な結果:酢酸を一日当たり750mg以上、12週間摂取することで、プラセボ摂取群よりも内臓脂肪が有意に減少することが確認された。
    (カ)科学的根拠の質:限界としては、採用論文は1報のみであることがあげられた。割付方法についての詳細な記述が無く、バイアス・リスクが上昇していることは否定できないが、酢酸を含む食品の摂取が内臓脂肪を減少させる機能については科学的根拠ありと判断した。今後更なるエビデンスの蓄積が望まれる。

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