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モイスチャーメンテ

商品詳細

届出番号 G268
商品名 モイスチャーメンテ
会社名 ビーエイチエヌ株式会社 他製品
ウェブサイト https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
表示しようとする機能性 肌のうるおい;肌の弾力
本品にはヒアルロン酸Na、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンが含まれます。ヒアルロン酸Naには、肌の水分を保持し、乾燥を緩和する機能が報告されており、肌の乾燥が気になる方に適しています。サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンには肌弾力を維持し、肌の健康に役立つ機能が報告されています。
想定する主な対象者 成人健常者
機能性関与成分名 ヒアルロン酸Na、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン
  • ヒアルロン酸Na
  • プロテオグリカン
  • 1日あたりの含有量 ①120mg②5mg
    摂取目安量 2粒
    摂取方法 一日2粒を目安に、かまずに水などと一緒にお召し上がりください。
    摂取をする上での注意事項 ●一日摂取目安量を守り、飲みすぎないようご注意ください。 ●原材料を参照の上、食物アレルギーの心配のある方はご利用をお控えください。 ●天然由来の原材料を使用しているため色や風味に違いが生じる場合がありますが、品質には問題ありません。
    届出日 2021/06/21
    販売開始予定日 2021/08/23
    販売状況 販売中
    食品分類 栄養補助食品
    加工食品(サプリメント形状)【ヒアルロン酸・プロテオグリカン含有食品】
    安全性の評価方法 既存情報による安全性試験結果
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    (2021/08/20)
    ○表示見本の修正
    (2021/09/24)
    ○表示見本の修正
    (2022/01/07)
    ○届出者の代表者氏名変更(届出食品基本情報、様式Ⅶ)
    (2022/09/22)
    ○表示見本の修正
    (2024/04/17)
    ○安全性情報の更新(様式Ⅰ、Ⅱ、Ⅱ-1)
    ○製造施設の情報更新(様式Ⅰ、Ⅲ、Ⅲ-1、Ⅶ)
    ○書式変更(様式2、様式Ⅲ-3)

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    1.ヒアルロン酸Na
    食経験について、日本健康・栄養食品協会の「JHFA品解説書 ヒアルロン酸食品」によると、ヒアルロン酸は脊椎動物に存在する高分子多糖で結合組織や皮膚に広く存在しているといわれている。日常食べている焼き鳥の鶏皮串にもヒアルロン酸は存在していることからヒアルロン酸の食経験は長い。と記載されている。
    ヒアルロン酸は既存添加物に登録されており、平成8年度厚生省科学研究報告書「既存添加物の安全性評価に関する調査研究」により安全性が評価され、動物を用いた単回投与試験、反復投与試験、生殖発生毒性試験、変異原性試験、抗原性試験で異常がなかったと報告されている。
    ラットを用いた反復経口投与毒性試験において、無毒性量は雄ラットが 3,462 mg/kg/日、雌ラットが3,563 mg/kg/日と報告されており、ヒト(体重50 kg)における一日摂取許容量(ADI)は、1,750 mg/日と計算される。これは本届出商品の1日摂取目安量(120 mg/日)の約14倍に相当する。
    ヒトへの経口摂取試験として、乾燥肌傾向の健康な男女22名にヒアルロン酸Naを240mg/日で6週間摂取させた試験や、乾燥肌傾向の健康な男女35名に、ヒアルロン酸Naを120 mg/日で4週間摂取させた試験等が報告されているが、いずれも有害事象は報告されていない。なお、本届出商品のヒアルロン酸Naは精製ヒアルロン酸Naであり、上記の情報との同等性に問題はない。

    2.サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン
    サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンの基原であるサケの頭部は、氷頭(ひず)と呼ばれ、北海道や東北地方では郷土料理(氷頭なます)として食されている。本届出食品には、この郷土料理と同様にサケ鼻軟骨から酢酸抽出法により得られた成分が含まれる。「サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン」は、この料理一食分に300~400mg相当含まれており、本届出食品中の機能性関与成分の一日当たりの摂取量の約60~80倍である。
    また、ヒトへの経口摂取試験として、健康な男女20名にサケ鼻軟骨由来プロテオグリカンを50mg/日で4週間摂取させた試験や、健康な男女12名にサケ鼻軟骨由来プロテオグリカンを10mg/日で12週間摂取させた試験が報告されているが、いずれも有害事象は報告されていない。

    以上のことから、本届出商品は一日摂取目安量を守り、適切に摂取すれば安全性に問題はないと判断した。

    機能性

    1.ヒアルロン酸Na
    【標題】
     ヒアルロン酸Naによる肌の保水性向上について

    【目的】
     肌の乾燥を自覚する成人健常者を対象として、ヒアルロン酸Naの経口摂取による肌の保水性の向上作用について評価した。

    【背景】
     ヒアルロン酸は、N-アセチルグルコサミンとグルクロン酸とが交互に結合した繰り返し構造を持つ高分子多糖であり、ムコ多糖類に分類される。この物質は、ウシの眼の硝子体の成分として発見されたが、皮膚、腱、筋肉、軟骨、脳、血管等、脊椎動物のあらゆる部位に存在することが知られている。
    ヒアルロン酸は生体内において、タンパク質と強い親和性をもって結合するため、細胞間隙に存在して細胞外液の保持に寄与している。特に、皮膚においては、ヒアルロン酸が失われると細胞外液をとどめる能力が著しく低下するため、水分量の減少や細胞の新陳代謝が低下し皮膚の柔軟性が低下する。
    つまり、ヒアルロン酸Naには、皮膚の乾燥を改善する作用があると考えられるが、健常者に絞って長期間摂取した際の作用に関して評価した研究レビューはほとんどない。そこで我々は、健常者を対象に、ヒアルロン酸Naの継続摂取による肌の保水性に対する効果について、システマティックレビューの手法を用いた解析を実施した。

    【レビュー対象とした研究の特性】
     外国語及び日本語のデータベースを使用し、ランダム化比較試験(RCT)・準RCTを対象に検索をおこなった。対象の集団は、肌の乾燥を自覚する健常成人男女であり、最終的には5報の文献を採用した。

    【主な結果】
     評価対象の5報を評価した結果、5報中4報で肌水分量の向上に対して肯定的な結果であり、その際の一日当たりのヒアルロン酸Naの摂取量は120mgであった。対象者は30代から60歳までの肌の乾燥が気になる成人健常男女であり、幅広い年代で有効性が得られていた。したがって、totality of evidenceの観点から、ヒアルロン酸Naの摂取は、肌の乾燥を自覚する成人健常者の肌の保水性の向上に関して肯定的であると判断した。
    本品は一日当たりの摂取目安量中にヒアルロン酸Naを120mg含んでおり、肌の保水性の向上が期待できると判断した。

    【科学的根拠の質】
     本研究レビューでは、ヒアルロン酸Naの摂取の効果について5報のRCT論文を評価した。ランダム化に関する記載が不十分であったことが、個々の研究の限界であると考えられる。全体のバイアス・リスクを考慮すると、中程度と考えられる。また、本研究レビューの限界として、PubMed、The Cochrane Library、医中誌Webの3つデータベースを用いて、英語、和文の両方を検索しているが、網羅的に検索できているかという出版バイアスが存在する可能性はある。

    2.サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン
    【標題】
     サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンの肌機能に関する研究レビュー

    【目的】
     サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンによる肌の弾力の維持に役立つことについて検証した。

    【背景】
     皮膚は成人で約1.6㎡の面積におよぶ人体最大の臓器である。皮膚の主な機能は以下の3つである(1), (2)。
    ① からだを外界から守る機能
     様々な外的刺激に対し、からだの内部組織を守る役割を果たす。
    ② 体温を調節する機能
     外界からの体温変化を和らげる。血管拡張・収縮、及び発汗の調節により熱の放散を調節する。一般的に知られる皮膚呼吸に必要な機能である。
    ③ 知覚
     触覚、痛覚、温覚、冷覚などを感じ、その情報を脳へ伝える。

     皮膚は表面側から、表皮、真皮、皮下組織の3つの組織からなる。この中でも、特に、真皮は膠原線維(コラーゲン線維)と弾性線維(エラスチン線維)から成り立ち、これら線維が持つ弾力性を使って、外界の圧力からからだの内部を守るために重要な役割を果たしている。日常生活において、紫外線、喫煙、ストレスなどにより、コラーゲン線維やエラスチン線維が減少あるいは変質すると、その弾力や張力が低下する。それにより、表皮が傷つきやすくなる。
     表皮の角層も、からだを外界から守る機能を担う。角層は体内の水分を保持するだけでなく、外からの異物の侵入、また刺激に対するバリアの役割を果たしている。角層は、皮膚の表面側から見て真皮と接する最も深い部分で細胞が生み出され、形を変えながら上方へ移動することで形成される。この形成過程において、真皮は、表皮へ栄養分を補給し、さらに足場としても働いている(3)。

     以上の観点から、真皮のクッション性は、表皮の角層による保湿作用と同様に健やかなる皮膚の機能を保つために重要である。しかし、健常人を対象としたプロテオグリカンの肌状態への関与について、臨床研究を総合して評価した研究レビューは実施されていなかった。

    【レビュー対象とした研究の特性】
     健常者を対象として、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンの摂取による肌機能への影響をランダム化二重盲検試験で実施した文献を検索した(検索日は、2019年5月22日)。
    文献検索の結果、条件を満たす文献が1報抽出された。

    【主な結果】
     データベース検索により1報の文献が抽出された。
    該当の論文は、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンを5mg含有した食品を2週間摂取することにより、肌の弾力の評価指標(R6, R8)の改善が認められたことを報告していた。

    【科学的根拠の質】
     本研究レビューの限界は、抽出できた文献が1報であり、報告例が少ないことが挙げられる。しかしながら、本論文は、peer review誌に発表された論文であり、プラセボとのランダム化二重盲検試験で実施され、エビデンスレベルの高い内容である。
    結論として、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンを摂取した場合、肌の弾力の維持に役立つ機能があることに関して肯定的な科学的根拠があると判断した。

    参考文献
    1) 皮膚科疾患ビジュアルブック:学研
    2) シンプル皮膚科学 南江堂
    3) A J Engler. et al. Matrix Elasticity Directs Stem Cell Lineage Specification, Cell. 2006,126, 677-689.

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