一覧へ戻る

健康米の素

商品詳細

届出番号 G1397
商品名 健康米の素
会社名 昭和産業株式会社 他製品
ウェブサイト http://www.showa-sangyo.co.jp
表示しようとする機能性 お腹の調子を整える;中性脂肪を抑える;血糖値の上昇を抑える
本品にはイヌリンが含まれています。イヌリンは食後の血糖値の上昇をゆるやかにすること、血中中性脂肪を下げること、善玉菌の一種であるビフィズス菌を増やし、腸内フローラを整えることでお通じを改善しおなかの調子を整えることが報告されています。本品は食後の血糖値が気になる方、中性脂肪が気になる方、腸内環境を改善したい方、お通じを改善しおなかの調子を整えたい方に適した食品です。
想定する主な対象者 食後の血糖値が気になる方、中性脂肪が気になる方、腸内環境を改善したい方、お通じを改善しおなかの調子を整えたい方
機能性関与成分名 イヌリン
  • イヌリン
  • 1日あたりの含有量 5.2g/10.4g
    摂取目安量 食後の血糖値が気になる方は1回7g(茶碗1 杯(160g程度))を目安に1日2回まで、中性脂肪が気になる方は1日14g(茶碗2杯(320g程度))を目安に、おなかの調子を整えたい方は1日7g(茶碗1杯(160g程度))を目安にお食事としてお召し上がりください。
    摂取方法 (一日当たりの摂取目安量と共に表示)
    摂取をする上での注意事項 摂り過ぎ、あるいは体質・体調により、おなかがゆるくなる可能性があるので1日摂取目安量を守ってください。 人によっては腹部不快感(鼓腸感、ガス発生等)を生じることがあります。
    届出日 2022/03/18
    販売開始予定日 2022/09/01
    販売状況 販売休止中
    食品分類 栄養補助食品
    加工食品(その他)【イヌリン含有加工食品】
    安全性の評価方法 既存情報による安全性試験結果
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    (R6.10.3)様式Ⅳ、様式Ⅳ添付資料を修正

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    ①既存情報を用いた安全性試験の評価
    国立医薬基盤・健康・栄養研究所のデータベースで、イヌリンの 8~14 g/日の摂取は 8 週間までは安全とされている。さらに、アメリカ食品衛生局の Generally Recognized As Safe では、ヒトの臨床試験において、70 g/日までのイヌリン摂取でも問題がないと評価されている。このことから、当該製品の一日摂取目安量を摂取した場合、人の健康を害するおそれはないと判断できる。また、誤って当該製品 1 袋(イヌリンとして 22.3g)を一日に摂取した場合でも人の健康を害するおそれはないと考えられる。

    ②イヌリンのアレルギーに関する評価
    国立医薬基盤・健康・栄養研究所等のデータベースでイヌリンのアレルギー性に関する記載があり、イヌリン製品中に残存する原料由来のタンパク質の関与が示唆されているが、当該製品の原料であるイヌリン(製品名:Fuji FF)は、アレルゲンフリーである砂糖から製造しており、製造工程中にアレルゲンになるような原料は使用していないことから、当該製品では報告されているようなアレルギー反応は起こらないと判断できる。

    ③医薬品との相互作用に関する評価
    国立医薬基盤・健康・栄養研究所のデータベースにおいて、イヌリン摂取によってカルシウムの吸収が促進されることを示唆している。カルシウムは、保険適応となる薬剤などがあり、厚生労働省の食事摂取基準で耐用上限量が定められている。このことから、イヌリンの摂取によりカルシウムの吸収が促進されることで、カルシウムの過剰摂取につながる可能性を検討したが、耐容上限量を上回るカルシウムの吸収量増加は起こらないと考えられる。

    機能性

    【イヌリンの食後血糖の上昇を抑える機能について】
    ①標題
    イヌリンの食後血糖値上昇抑制作用に関する研究レビュー(定性的レビュー)
    ②目的
    「イヌリンを含む食品を、疾病に罹患していない者または空腹時血糖値が境界型の者が摂取することにより、食後血糖値の上昇をゆるやかにするか」を明らかにすることを目的とした。
    ③背景
    イヌリンは自然界に広く分布しており、穀物、野菜、果物などに多く含まれることが知られている。イヌリンの生理機能性に関しては、様々な報告があり、単回経口摂取による食後血糖値の上昇抑制作用についても多数、論文化されている。しかしながら、イヌリンの当該効果に関するシステマティックレビューの報告は確認できなかった。そこで、今回「イヌリンを含む食品を疾病に罹患していない者または空腹時血糖値が境界型の者が単回経口摂取することにより食後血糖値の上昇をゆるやかにするか」を明らかにすることを目的とした研究レビューを実施した。
    ④レビュー対象とした研究の特性
    『PubMed』『CENTRAL』『医中誌』をデータベースとして用い文献検索を 2017 年 1 月に実施した。検索対象期間は制限せず、言語は英語および日本語とし、対象集団は疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)または空腹時血糖値が境界型(空腹時血糖値 110~125 mg/dL)の者とし、イヌリンを含む食品の単回経口摂取による食後血糖値の上昇抑制作用を検討した介入試験を対象にして、研究レビューを実施した。
    ⑤主な結果
    抽出された 3 報の文献を用いて定性的レビューを行った結果、すべての論文が肯定的であった。その際のイヌリン摂取量は 5.2~10.8 g であった。また、これら 3 報は正常血糖値者を対象とした試験で、上記食後血糖上昇抑制効果は正常血糖値範囲内であったことより、血糖値正常者がイヌリンを摂取した場合には血糖値は正常範囲内に維持されるものと考えられる。
    ⑥科学的根拠の質
    研究デザインの質を評価したところ、3 報全てが研究の質が最も高いレベル(バイアスリスクが低い)と判断した。研究の限界に関しては、評価した 3 報のいずれも小規模の試験であることや出版バイアスなどについて研究の限界が考えられるものの、その他の要因を含め、重大な影響ではないと判断した。これらのことから、本研究レビューの科学的根拠の質は確保されていると判断した。以上、本研究レビューの結果から、イヌリンの食後血糖値上昇抑制作用には科学的根拠があると判断した。

    【イヌリンの血中中性脂肪を下げる機能について】
    ①標題
    イヌリンの血中中性脂肪低下作用に関する研究レビュー(定性的レビュー)
    ②目的
    「イヌリンを含む食品を、疾病に罹患していない者または血中中性脂肪値がやや高めの者が摂取することにより、血中中性脂肪値を下げるか」を明らかにすることを目的とした。
    ③背景
    イヌリンは自然界に広く分布しており、穀物、野菜、果物などに多く含まれることが知られている。イヌリンの生理機能性に関しては、様々な報告があり、血中中性脂肪低下作用についても多数、論文化されている。研究成果全体をまとめたレビューに関しては、イヌリンの血中中性脂肪低下作用について、15 報の文献を対象にメタ解析が実施され、血中中性脂肪値の有意な減少が報告されている(Brighenti F., J Nutr. 2007 Nov;137(11 Suppl):2552S-2556S)。しかしながら、このメタ解析では疾病に罹患している者を対象とした試験などが含まれており、機能性を表示するための研究レビューとしては適格ではないと判断し、新たに研究レビューを実施した。
    ④レビュー対象とした研究の特性
    『PubMed』『CENTRAL』『医中誌』をデータベースとして用い文献検索を 2017 年 2 月に実施した。検索対象期間は制限せず、言語は英語および日本語とし、対象集団は疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)または血中中性脂肪値がやや高め(血中中性脂肪値 150~199 mg/dL)の者とし、イヌリンを含む食品の摂取による血中中性脂肪値の変化を検討した介入試験を対象にして、研究レビューを実施した。加えて正常血中中性脂肪値を示す被験者のみを対象に試験を実施した文献を別途定性評価した。なお、成人の基準が国によって異なるため、成人か未成年者の判断は実施国における成人の基準に則ることとし、採用の可否を判断した。
    ⑤主な結果
    抽出された 6 報の文献を用いて定性的レビューを行った結果、6 報中 4 報の論文が肯定的であった。その際のイヌリン摂取量は 8.1~17.6 g/日であった。また正常な血中中性脂肪値を示す被験者のみを対象とした文献は 6 報中 4 報で、そのうち 2 報で有意な血中中性脂肪低下作用を示したが、その他の 2 報では血中中性脂肪値の低下は認められなかった。更に、低下作用の認められた 2 報の論文においても、その低下度は小さく、正常範囲内に維持されていた。このことより、正常血中中性脂肪値を示す者がイヌリンを摂食した場合、血中中性脂肪値は正常範囲内に維持されるものと判断された。
    ⑥科学的根拠の質
    研究デザインの質を評価したところ、6 報中 4 報は研究の質が最も高いレベル(バイアスリスクが低い)と判断した。研究の限界に関して、評価した 6 文献はいずれも外国人を対象としていることから、日本人への外挿性が懸念されたが、日本人の糖尿病患者を対象にイヌリンを摂取させた試験においても、本研究レビュー結果とほぼ同様な結果が認められることより、日本人への外挿性については問題ないと考えられた。これらのことから、本研究レビューの科学的根拠の質は確保されていると判断した。以上、本研究レビューの結果から、イヌリンの血中中性脂肪低下作用には
    科学的根拠があると判断した。

    【イヌリンの整腸作用について】
    ①標題
    イヌリンの整腸作用に関する研究レビュー(定性評価ならびにメタアナリシス)
    ②目的
    イヌリンを含む食品を健康成人が摂取することにより、ビフィズス菌を増やし、腸内フローラを整え、排便回数、排便量を増やすことでお通じを改善する整腸作用を有するかについて明らかにすることを目的とした。
    ③背景
    イヌリン摂取によるビフィズス菌増加作用ならびに整腸作用は多くの研究で検討されている。しかし、それらを総体的に評価した研究レビューは行われていない。
    ④レビュー対象とした研究の特性
    健康成人(妊産婦、授乳婦は除く。便通回数の少ない者は含む)が、イヌリンを含む食品を摂取した時の糞便中ビフィズス菌数、排便回数および排便量について、プラセボ食品を摂取した時と比較した研究文献を網羅的に集めた。日本語および英語文献データベースを用いて、2019年1月22日に対象期間を設定せず文献を検索した。データベースから得た文献の内容を精査し、対象となる文献 18 報が抽出された。それぞれの研究結果をアウトカム別に統合し、定性的ならびにメタアナリシスにて評価した。
    ⑤主な結果
    「糞便中ビフィズス菌数」に関する定性評価では 13 報中 8 報で有意な増加を認め、肯定的な試験数が否定的な試験数を上回っていた。8 報を対象としてメタアナリシスを行ったところ、有意に増加することが示された。「排便回数」を検討した 11 報の結果を統合したところ、イヌリンを含む食品の摂取により有意な増加が認められた。「排便量」を検討した 8 報の結果を統合したところ、イヌリンを含む食品の摂取により有意な増加が認められた。
    ⑥科学的根拠の質
    抽出された論文を、「Minds 診療ガイドライン作成マニュアル」に従い文献の質を確認したところ、割り付けの隠蔵についての記載がない、男性または女性に限定した試験など認めたが、大きな問題は認めず、バイアスリスクは低く、科学的根拠の質は確保されていると評価した。本研究レビューの結果から、イヌリンの腸内フローラならびにお通じの改善作用には科学的根拠があると判断した。

    関連コンテンツ


    一覧へ戻る