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熟すやナイトプラス温

商品詳細

届出番号 G121
商品名 熟すやナイトプラス温
会社名 井藤漢方製薬株式会社 他製品
ウェブサイト https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
表示しようとする機能性 睡眠の質の向上;体温(末梢体温)を維持する
本品にはGABAが含まれています。GABAには睡眠の質(眠りの深さ)の向上に役立つ機能、すっきりとした目覚めをサポートする機能があることが報告されています。また、本品にはモノグルコシルヘスペリジンが含まれています。モノグルコシルヘスペリジンには、気温や室温温度が低い時などの血流(抹消血流)を改善し、体温(末梢体温)を保つ機能があることが報告されています。
想定する主な対象者 健常成人
機能性関与成分名 GABA、モノグルコシルヘスペリジン
  • GABA
  • モノグルコシルヘスペリジン
  • 1日あたりの含有量 GABA 100mg、モノグルコシルヘスペリジン 74mg
    摂取目安量 3粒
    摂取方法 少しずつ水などでお飲みください。
    摂取をする上での注意事項 ●降圧剤を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。 ●一日摂取目安量を守ってください。
    届出日 2021/05/17
    販売開始予定日 2021/08/31
    販売状況 販売中
    食品分類 栄養補助食品
    加工食品(サプリメント形状)【GABA・ヘスペリジン含有食品】
    安全性の評価方法 既存情報による安全性試験結果
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    (R6.4.15)<公開>1.別紙様式2、2.様式Ⅰ 1.安全性に関する基本情報 (2)当該製品の安全性に関する届出者の評価、3.様式Ⅱ、4.別紙様式Ⅱ-1、5.別紙様式Ⅲ-3
    (R6.10.15)様式Ⅳの修正

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    <GABA>
    〇安全性試験による評価: 10~1,000 mgのGABAを単回~12週間摂取した場合に、軽度の自覚症状変化を訴える事例(下痢など)はあるものの、安全性に問題はなかったと報告されている。更に本届出品に含まれるGABAを用いた安全性試験(①GABA 241.5㎎を13週間継続摂取②GABA 1207.7mgを4週間継続摂取)を実施し、いずれも安全性に問題ないことを確認している。ここから、本届出品に含まれるGABAには十分な安全性があると判断できる。GABAは単純な構造のアミノ酸であり、基原による性質の違いは生じないため、各安全性試験で用いられたGABAと本届出品に含まれるGABAは同等のものであると言える。以上より、GABAを配合した本届出品の安全性に問題はないと考えられる。また、GABAの医薬品との相互作用について問題ないと判断したが、降圧剤の医薬品との摂取には注意した方が良いという医師の意見もあるため、摂取上の注意に、降圧剤の医薬品服用者は本届出品の利用について医師、薬剤師に相談すべきである旨を表示している。

    <モノグルコシルヘスペリジン>
    既存の安全性情報として以下の安全性試験の報告で有害事象がないことが確認されている。マウスを用いた復帰突然変異試験、染色体異常試験、小核試験は陰性。ラットを用いた単回強制経口投与試験、20日及び90日間反復経口投与試験、催奇形性試験は毒性に関する異常なし。モルモットにおいて抗原性は認められない。ヒトにおける過剰摂取試験(1020mg/日,4週間継続摂取)、長期摂取試験(340mg/day,12週間)。以上より、本届出品の一日摂取目安量に含まれる機能性関与成分量74mgは安全性に問題がないと判断した。

    【機能性関与成分同士の相互作用】
    現在のところ機能性関与成分同士の相互作用に関する報告はないため、当該 製品の機能性関与成分同士の相互作用によって、健康被害が生じる可能性は 「なし」と評価する。

    機能性

    <GABA>
    【標題】GABA摂取による睡眠の質改善機能に関する研究レビュー

    【目的】健康な成人男女がGABAを含む食品を摂取した場合と、GABAを含まない食品(プラセボ)を摂取した場合で、日常生活における睡眠の質(眠りの深さ)に対する効果に違いがあるかどうかを検証することを目的とした。

    【背景】ストレスは、ヒトの睡眠に様々な影響を及ぼすことが知られている。主観的ストレス、緊張感や不安が多い人に睡眠問題の有症率が高く、ストレスが高いことやストレスにうまく対処できないことは不眠症のリスクを高めてしまう。一時的および日常的なストレスを緩和することは、睡眠に関する諸問題の解決に有効であると考えられる。GABA摂取により、精神的ストレスがかかる作業における一時的な疲労感を軽減することや、睡眠の質を改善することが報告されている。
    本研究レビューでは、GABA摂取による日常生活における睡眠の質(眠りの深さ)を改善する効果について、網羅的に検索し、機能性について検討した。なお、睡眠の質(眠りの深さ)の評価方法として、当該分野において学術的に広くコンセンサスが得られている客観的評価法(脳波計)を用いている文献のみを採用した。

    【レビュー対象とした研究の特性】英語、日本語の医学論文データベースを検索し、精査をした結果、健康な成人男女を対象とし、GABA摂取時とプラセボ摂取時を比較した試験デザインであり、脳波(ノンレム睡眠時間)を評価している文献として、2報を採用し評価した。

    【主な結果】健康な成人男女に対するGABA摂取(100 mg/日)の効果として、採用文献2報で、深い睡眠時間の有意な増加(p<0.05)を示している。また1報では、ストレス状況や疲労感の違いによる層別解析を実施した場合に、一時的な疲労感やストレスをより強く感じている人のノンレム睡眠ステージ3(最も深い眠り)の時間が、GABA摂取時はプラセボ摂取時と比較して有意に増加した。以上から、GABAは、睡眠の質に不満を持ち、かつ、一時的な疲労感やストレスを感じている者において、睡眠の質(眠りの深さ)を向上させる機能を発揮すると評価した。

    【科学的根拠の質】論文のバイアスリスクの評価では、採用論文は低度であった。調査対象とした論文は査読を実施したRCT論文で、客観的評価指標である脳波であるため、科学的根拠の質は高いと考えられる。本レビューの限界として、論文数が少ないこと、バイアスリスクが完全に否定できなかったことが挙げられる。

    <モノグルコシルヘスペリジン>
    (ア)標題
    モノグルコシルヘスペリジンの血流改善及び皮膚温度改善機能に関する研究レビュー
    (イ)目的
    モノグルコシルヘスペリジンの経口摂取が、健常人の末梢血流及び皮膚温度を改善する効果について、総合的に評価しました。
    (ウ)背景
    モノグルコシルヘスペリジンは、ヘスペリジン(柑橘類に含まれるポリフェノールの一種)の水溶性と吸収性を高めたものであり、手足など末梢部の血流改善や体温維持効果について報告がありますが、その有効性を評価した報告はありません。
    (エ)レビュー対象とした研究の特性
    複数の論文データベースから、関連文献を調査・収集しました。事前に設定した適格基準をもとに、健常人を対象としたモノグルコシルヘスペリジンを摂取する試験で、血流もしくは皮膚温度について評価した臨床研究3報を採用し、機能性の根拠となり得るかを総合的に検証しました。
    (オ)主な結果
    文献3報を定性的レビューの対象としました。いずれもプラセボを対照としたRCT研究であり、抹消血流について検証した試験では、健常人がモノグルコシルヘスペリジンを摂取すると、冷却刺激により低下する末梢の血流を改善する効果が認められました。また、皮膚温度について検証した試験では、健常人がモノグルコシルヘスペリジンを摂取すると、皮膚温度が低下する(冷える)環境下では皮膚温度の低下を抑制し、冷却刺激では一時的に低下した皮膚温度の回復を促進する皮膚温度の維持効果が認められました。血流及び皮膚温度について、それぞれ総合的に評価した結果、エビデンスの強さは中程度であり、1日当たりモノグルコシルヘスペリジン74 mg以上の摂取が、健常者の末梢血流及び皮膚温度を改善することに有効であると判断しました。
    (カ)科学的根拠の質
    評価の結果、選択バイアス(偏り)や出版のバイアス等の可能性は否定できませんが、評価指標が主観の入らない血流量及び皮膚温度であり、採用文献は肯定的な有効性に一貫性が認められたことから、機能性の根拠になり得ると判断しました。一方、採用文献数が3報と少ないことから、今後更なるエビデンスの蓄積が望まれますが、本研究レビューで認められたモノグルコシルヘスペリジンの機能は、年齢や性別を問わず健常な方に広く適用できると考えます。したがって、当該製品が想定する主な対象者である健常成人において、研究レビューと同様の効果が期待でき、この有効性に関する見解が大きく変更される可能性は低いと考えます。

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