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バンホーテンの腸活ココア

商品詳細

届出番号 F465
商品名 バンホーテンの腸活ココア
会社名 片岡物産株式会社 他製品
ウェブサイト https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc02/?recordSeq=42302130290801
表示しようとする機能性 お腹の調子を整える
本品にはイヌリンが含まれています。イヌリンは善玉菌として知られているビフィズス菌を増やすことで、腸内フローラを改善し、お腹の調子を整えることが報告されています。
想定する主な対象者 健常成人
機能性関与成分名 イヌリン
  • イヌリン
  • 1日あたりの含有量 5.2g
    摂取目安量 商品:一日一杯20gを目安にお召し上がりください。  試供品:一日一袋20gを目安にお召し上がりください。
    摂取方法 商品:~2つのおいしい召し上がり方~ホットで 大さじすりきり2杯(20g)+温めた牛乳またはお湯(130ml) ※最初に少量を注ぎ、よく溶かしてから残りを加えると、よりおいしく召し上がりいただけます。 アイスで 大さじすりきり2杯(20g)+少量のお湯(約20ml)でよく練る+冷たい牛乳または水(約110ml) ※牛乳でつくると濃厚ミルクココアに。お湯でつくるとすっきりビターなカカオテイストがお楽しみいただけます。  試供品:1袋(20g)を温めた牛乳またはお湯130mlでお召し上がりください。
    摂取をする上での注意事項 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進したりするものではありません。糖類等の過剰摂取を避けるため、また、摂り過ぎや体質・体調によりお腹がゆるくなる可能性があるので、一日摂取目安量を守ってお召し上がりください。
    届出日 2020/09/17
    販売開始予定日 2021/08/24
    販売状況 販売中
    食品分類 粉末飲料
    加工食品(その他)【調整ココア】
    安全性の評価方法 既存情報による安全性試験結果
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    2021/5/21 表示見本の修正
    2022/1/5 様式Ⅰ、別紙様式(Ⅲ)-1、様式Ⅳ、様式Ⅵ(表示見本、摂取の方法)の変更
    2022/6/9様式Ⅵ(表示見本、一日当たりの摂取目安量、摂取の方法、調理又は保存の方法に関し特に注意を必要とするものにあっては当該注意事項)の変更
    2023/4/20様式Ⅶ(情報開示するウェブサイトのURL)の変更

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    ①既存情報を用いた安全性試験の評価
    国立健康・栄養研究所等のデータベースでイヌリンの8~14 g/日及び40 g/日までの摂取は問題ないと評価されている。さらに、いくつかの臨床試験から総合して、70 g/日までのイヌリン摂取においても問題がないと評価されている。
    当該製品の原料となるイヌリン(製品名:Fuji FF)において、以下に示す安全性試験を実施している。
    微生物を用い変異原性の有無を確認した試験では、陰性であることが確認されている。また、ラットを用いた単回経口投与及び90日間反復投与毒性試験において体重1 kg当たり2 gを摂取させても死亡例や異常がないことが確認されている。さらに、臨床試験では、イヌリン(製品名:Fuji FF)25 g/日を4週間摂取させた試験において、臨床上問題となる有害事象がなかったことが確認されている。
    以上の評価より、当該製品を一日摂取目安量摂取した場合、人の健康を害するおそれはないと判断できる。

    ②イヌリンのアレルギーに関する評価
    国立健康・栄養研究所等のデータベースでイヌリンのアレルギー性に関する記載があり、イヌリン製品中に残存する原料由来のタンパク質の関与が示唆されているが、当該製品の原料であるイヌリン(製品名:Fuji FF)は、アレルゲンフリーである砂糖から製造しており、製造工程中にアレルゲンになるような原料は使用していないことから、当該製品では報告されているようなアレルギー反応は起こらないと判断できる。

    ③医薬品との相互作用に関する評価
    国立健康・栄養研究所のデータベースにおいて、イヌリン摂取によってカルシウムの吸収が促進されることを示唆している。カルシウムは、保険適応となる薬剤などがあり、厚生労働省の食事摂取基準で耐用上限量が定められている。このことから、イヌリンの摂取によりカルシウムの吸収が促進されることで、カルシウムの過剰摂取につながる可能性を検討したが、耐容上限量を上回るカルシウムの吸収量増加は起こらないと考えられる。

    機能性

    【 イヌリンの整腸作用について】
    ①標題
    イヌリンの整腸効果に関するシステマティックレビュー
    ②目的
    イヌリンの整腸効果について明らかにすることを目的とする。
    ③背景
    イヌリンはヒトに良い効果をもたらす腸内細菌の増殖を促進するプレバイオティクスの一つである。腸内で善玉菌であるビフィズス菌を増やし、腸内フローラを改善することからおなかの調子を整えることが知られているが、イヌリンのみを摂取したときの整腸効果に関する多くの研究をまとめて評価したものがなかったので、その効果を検証するため本研究レビューを行った。
    ④研究レビュー対象とした研究の特性
    論文の検索日:2015年8月10日(PubMed、医中誌)、2015年8月11日(CENTRAL)
    検索対象期間:全期間(2015年まで)
    対象集団の特性:健常者(未成年者、妊産婦、授乳婦を除く)および疾病に罹患していない者
    最終的に評価した論文数:17報
    利益相反情報:研究レビューは静岡県産業振興財団 フーズサイエンスセンター、フジ日本精糖株式会社、静岡県立大学との共同研究により実施した。
    ⑤主な結果
    イヌリンの整腸効果に関して、各アウトカム指標ごとに評価した結果、糞便中ビフィズス菌数に関しては、14報18試験のうち15試験で有意に増加し、2試験で増加傾向、1試験で減少傾向であった。糞便中乳酸菌数に関しては、9報13試験のうち5試験で有意に増加し、4試験で増加傾向、4試験で減少傾向または差なしであった。排便回数に関しては7報10試験のうち2試験で排便回数が有意に増加し、4試験で増加傾向、4試験で減少傾向または差なしであった。排便量に関しては6報7試験のうち2試験で排便量が有意に増加し、4試験で増加傾向、1試験で減少傾向であった。
    ⑥科学的根拠の質
    評価した全ての論文の試験デザイン(試験方法等)が、整腸効果を調査する目的に適合していることを確認した。正確性の観点から研究デザインの質を評価したところ、最も質が高いレベルと判断できた論文は17報中11報であった。採用された論文において、試験デザインや結果の妥当性、各研究間の一貫性等を検討した結果、大きな問題はなく、科学的根拠の質は高いと評価された。研究の限界に関して、日本人を対象とした論文は1報しかなかった。この点については、他の論文と同様の成績であり、日本人への外挿性に関しては問題ないと考える。また、排便回数および排便量の増加について、明確に有意差の認められるものは多くなく、増加傾向が認められる文献が多かった。この点については、適切に層別解析された試験において、中程度の便秘傾向の被験者の排便回数および排便量について有意な増加が認められていた。よって、本研究レビューにおける排便回数および排便量に関するアウトカムの評価は本品の機能性には影響しないと考えられる。これらのことから、今回評価した論文全体を通して、科学的根拠の質は確保されていると評価した。今後、本研究レビューの科学的根拠の質をさらに高めるために、日本人を被験者とし、適切に層別化された質の高い研究を追加していくことが望まれる。以上を総括し、イヌリンの整腸効果について肯定的な根拠があると判断した。

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