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りょうおもいかぼちゃ

商品詳細

届出番号 F272
商品名 りょうおもいかぼちゃ
会社名 ホクレン農業協同組合連合会 他製品
ウェブサイト https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
表示しようとする機能性 眼の機能をサポート
本品にはルテインが含まれ、ルテインを10mg/日摂取すると、光による刺激から目を保護するとされる網膜(黄斑部)色素量を増加させることが報告されています。 本品を150g食べると機能性が報告されている一日当たりのルテインの量の50%を摂取できます。
想定する主な対象者 健康な成人男女
機能性関与成分名 ルテイン
  • ルテイン
  • 1日あたりの含有量 5mg
    摂取目安量 150g
    摂取方法 蒸すなどの調理をしてお召し上がりください。
    摂取をする上での注意事項 多量に摂取することで、より健康が増進されるものではありません。
    届出日 2020/07/15
    販売開始予定日 2020/10/01
    販売状況 販売休止中
    食品分類 野菜
    生鮮食品【西洋カボチャ】
    安全性の評価方法 喫食実績の評価;既存情報による食経験の評価
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    【喫食実績による食経験の評価】
    当該製品は西洋カボチャである。南瓜はウリ科カボチャ属の野菜で、日本で栽培されている南瓜は、日本カボチャ、西洋カボチャ、ペポカボチャの3 種類あるが、現在の食生活においては西洋カボチャの消費が圧倒的に多い。西洋カボチャは中央アメリカから南アメリカ高原地帯が原産地で、日本へは19 世紀の中頃、アメリカから伝えられ、以後全国規模で100 年以上の喫食実績がある。
    南瓜は日本では約19 万t(平成28 年)生産されており、気候、風土の適した北海道が82,900t(平成28 年)と国内最大の産地(総生産の約45%)となっている。当該製品は、栽培されて10 年以上経過し、北海道全域で119ha・1,000t栽培(平成28 年)され、全国の取引先へ出荷・納品されている。これまで多くの人に喫食されていることから、その安全性は十分に高いと考えられる。

    【既存情報を用いた評価】
    ルテインは「医薬品的効能表示を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)」に区分される。米国ではGRAS(一般に安全とみなされた物質)認定されている(ルテインエステルは除く)。マリーゴールド色素(主色素はルテインの脂肪酸エステル)は既存添加物、着色料である。第63回JECFA(FAO/WHO合同食品添加物専門家会議2004.6)において添加物としての再評価がなされ、ルテインとゼアキサンチンの合計の一日摂取許容量ADIは0~2mg/kg体重とされた。ルテインは経口で適切に摂取する場合、おそらく安全と思われる。妊娠中・授乳中の使用については、通常の食品に含まれる量を経口で適切に摂取する場合であれば、おそらく安全と思われる。62歳女性(日本)がルテインを毎日、2年間摂取(摂取量は不明)したところ、柑皮症を発症したという報告がある。脂肪の代替物(オレストラ)は、健康な人において血中のルテイン濃度を下げ、摂取したルテインに影響すると考えられる。

    本届出における機能性関与成分「ルテイン」は、化学式C40H56O2で示されるカロテノイドの一種で、固有の構造を持つ物質であり、データベース等既存情報に記載されている「ルテイン」と同じ化合物であると判断した。

    機能性

    [標題]
    ルテインによる網膜色素量の増加に関する研究レビュー

    [目的]
    健常者(眼の疾患等疾病に罹患していない)がルテインを含む食品を継続的に摂取することで、網膜(黄斑部)の色素量を増加させるかを検証するため、定性的研究レビューを実施した。

    [背景]
    ルテインは、南瓜やホウレンソウなどの緑黄色野菜や卵黄などに多く含まれる黄色色素成分である。ルテインは、網膜の中心に位置する黄斑部に存在しその抗酸化作用と青色吸収作用により、光の刺激から目を保護し視機能の維持など目の健康維持に寄与すると考えられる。また高齢者の失明原因の一つである黄斑変性症患者の黄斑色素密度は健常者よりも低く、健常者においても加齢に伴い低下すると報告されている。

    [レビュー対象とした研究の特性]
    「疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)において、ルテインを含む食品の継続的な摂取は、対照群と比較して、黄斑部色素量を増加させるか?」に基づいて、PubMed 、JDreamⅢ、医中誌Web の3 つのデータベースを情報源として文献検索を行った(最終検索日:2017 年9 月13 日)。検索により特定された文献から適格基準に適合しない文献を除外し、「論文の質の評価」により、一定水準以上の研究レベル(QL3以上)がある文献を採用文献とした。網膜(黄斑部)の色素量の評価に広く採用されている黄斑色素光学密度(MPOD)または黄斑色素レベル(MPL)を効果指標として定性的レビューを実施した。

    [主な結果]
    健常者がルテイン10mg 以上/日を含む食品を4ヵ月以上摂取することで網膜(黄斑部)の色素量の増加が認められる肯定的な結果が得られた。totality of evidence の観点からルテインを含む食品の継続的な摂取は網膜(黄斑部)色素量の増加の根拠があると考えられた。

    [科学的根拠の質]
    採用された文献は6報ともRCTであり、効果あり論文は5報あった。そのうち群間差ありの論文が3報(文献3,4,5)、群内(摂取前後)で有意な増加を示した論文が2報(文献1,6)、効果なし論文は1報(文献2)であった。ルテインは緑黄色野菜や卵黄に含まれる成分であり、食事等でルテインを十分量摂取している場合には本研究レビューの結果は反映されない可能性がある。今後、食品に含まれるルテインの摂取と長期間におけるMPOD の経時間的な変化を検証するためのランダム化比較試験(RCT)、コホート研究が望まれる。

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