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コカ・コーラ ダブル

商品詳細

届出番号 D291
商品名 コカ・コーラ ダブル
会社名 日本コカ・コーラ株式会社 他製品
ウェブサイト http://www.cocacola.co.jp/brands/new-products/
表示しようとする機能性 中性脂肪を抑える;血糖値の上昇を抑える
本品には、難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリンには、食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする機能があることが報告されています。また、食後の血糖値の上昇をおだやかにする機能があることが報告されています。本製品は、食後の血中中性脂肪が気になる方、または食後の血糖値が気になり始めた方に適した飲料です。
想定する主な対象者 食後の血中中性脂肪が気になる方、または食後の血糖値が気になり始めた方
機能性関与成分名 難消化性デキストリン(食物繊維)
  • 難消化性デキストリン
  • 1日あたりの含有量 5g
    摂取目安量 1本(470ml)
    摂取方法 お食事と一緒に1日1回、1本を目安にお召し上がりください。
    摂取をする上での注意事項 ・本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。 ・摂りすぎたりあるいは体質・体調により一時的におなかがゆるくなることがあります。
    届出日 2018/11/02
    販売開始予定日 2019/04/01
    販売状況 販売休止中
    食品分類 清涼飲料水
    加工食品(その他)【炭酸飲料】
    安全性の評価方法 既存情報による食経験の評価;既存情報による安全性試験結果
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    撤回日 2024/10/01
    届出撤回の事由 終売のため

    届出者の評価

    安全性

    ・喫食実績による食経験の評価
    本品は、機能性関与成分の難消化性デキストリン(以下、難デキと略す)と、安全性が十分確認されている原材料で製造した炭酸飲料で、1日摂取目安量の470ml(1本)に難デキが5g含まれます。本製品と同じ難デキを同量含む弊社の特定保健用食品(以下トクホと略す)「からだすこやか茶W」は2014年4月発売以来、日本全国に流通し2015年11月末時点で累計約2億3千万本を販売しましたが(350mlPETボトル製品換算出荷ベース)、摂取による重大な健康被害は報告されていません。
    ・既存情報による食経験の評価
    難デキは、トウモロコシ由来の水溶性食物繊維で、トクホをはじめ多岐多様の食品に使用され、摂取されています(2015年10月時点で392品のトクホに使用)。難デキは米国連邦規則集で、タイトル21(CFR21)のパート184,1277(GRAS:一般に安全であると認められる)に分類されます。また、FAO/WHOの食品添加物の安全性を評価する合同食品添加物専門家委員会(JECFA)でAlランクに分類され、1日摂取許容量の設定が必要ない安全な食品素材とされています。国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所国立健康・栄養研究所「健康食品の素材情報データベース」(以下、健食素材DBと略す)を確認しましたが、該当する健康被害情報は見当たりませんでした。
    以上から、難デキには十分な食経験があり、安全と評価しました。
    ・既存情報による安全性の評価
    ラットを用いた急性毒性試験では、1回に体重1kgあたり20g以上の難デキ摂取でも死亡例はないことが報告されています。また、微生物を用いた変異原性試験では、代謝活性化の有無に関わらず復帰変異がみられないことが確認されています。ヒト試験では、難デキを1日3回毎食前に10gを16週間摂取しても、生理学的検査値に異常がみられなかったことが報告されています。健食素材DBを確認しましたが、該当する健康被害情報は見当たりませんでした。
    ・医薬品との相互作用の評価
    ラットを用いた相互作用試験で、60%濃度の難デキ経口投与時にアセトアミノフェンの吸収阻害を認めた報告があった。難デキの投与量を体重50kgのヒトに換算すると504kg相当で、現実的な摂取量ではなかった為、通常の摂取では特に問題ないと考えました。その他の報告は見当たらなかった為、医薬品との相互作用は特に問題ないと考えました。

    機能性

    【標題】難消化性デキストリンの血中中性脂肪の上昇抑制作用及び食後血糖の上昇抑制作用の検証

    【目的】難消化性デキストリンが配合された食品を摂取した際の血中中性脂肪の上昇を抑制する作用(血中中性脂肪上昇抑制作用)及び食後血糖の上昇抑制(血糖値上昇抑制作用)を確認することを目的としました。その調査のため、研究レビューの対象者として、健常な成人男女を用いた難消化性デキストリンを含まない食品と比較した国内外の論文を検索・調査し、これら作用の科学的根拠を評価しました。

    【背景】
    A.血中中性脂肪上昇抑制作用、B.食後血糖値上昇抑制作用
    平成26年の厚生労働省の死因調査報告で、心疾患が15.8%で2位、脳血管疾患が10.7%で3位と報告されています。平成25年同省の国民健康・栄養調査結果で、脂質の摂取量は高めとなっています。生活習慣によっては肥満状態、脂肪肝の状態になりやすく、動脈硬化や心臓疾患等の動脈硬化性疾患のリスクが高くなります。食後の高血糖が動脈硬化を進めるとも報告されています(国立循環器病研究センター)。
    従って、これらを抑制する効果をもつ食品を提供することは、日本人の健康維持に役立つと考えました。

    A.血中中性脂肪上昇抑制作用
    【レビュー対象とした研究の特性】
    論文の検索日: 2015年6月25日(和文)、2015年6月25日(英文)
    検索対象期間: ~ 2015年6月
    対象集団の特性:健常成人もしくは、血中中性脂肪がやや高めの成人*
    *特定保健用食品の試験対象の空腹時血中中性脂肪値が150~199mg/dLの方
    最終的に評価した論文数:9 報
    研究デザイン:臨床試験全般

    【主な結果】脂肪を含む食事と共に難消化性デキストリンを摂取した場合、血中中性脂肪の上昇抑制作用があると報告した論文が9報ありました。統計解析の結果、全ての評価項目において、対照群(プラセボ(機能性関与成分である難消化デキストリンを含まない)食品または飲料を使用)と比較して、摂取群(難消化性デキストリンを含有した食品または飲料を使用)が血中中性脂肪値を有効に低下させることが確認されました。
    なお、上記9報の論文すべてに空腹時血中中性脂肪値がやや高めの者が含まれていたため、9報のうち原データを確認できる論文1報について、健常成人(空腹時血中中性脂肪値が150mg/dL未満)のみを対象に再度、効果の検証を行いました。その結果、難消化性デキストリンの摂取による効果については健常成人においても、対照群(難消化デキストリンを含まない食品又は飲料)と比較して、摂取群(難消化性デキストリン含有食品又は飲料)が有意に食後血中中性脂肪値を低下させることを確認しました。

    【科学的根拠の質】全ての論文で、試験方法等が血中中性脂肪の上昇抑制作用を調査する目的に適合していることを確認しました。 また、調査した全ての論文で、血中中性脂肪の上昇抑制作用を示しており、 効果について一貫性のある質の高い結果が出ていると判断しました。なお、今後の研究により、システマティックレビューの結果が変わる可能性もあるので、継続した調査が必要と考えます。さらに、食事療法だけでなく、運動療法、その他生活習慣などとの交絡因子の影響についても、継続した研究が必要と考えられます。

    B.血糖値上昇抑制作用
    【レビュー対象とした研究の特性】
    論文の検索日:2014年12月25日(和文)、2015年1月5日(英文)
    検索対象期間: ~ 2014年12月
    対象集団の特性:健常成人もしくは、境界域血糖値の成人*
    *特定保健用食品の試験対象の空腹時血糖値110~125mg/dLの方
    最終的に評価した論文数:43 報
    研究デザイン:臨床試験全般

    【主な結果】糖質を含む食事と共に難消化性デキストリンを摂取した場合、血糖値上昇抑制作用があると報告した論文が43報ありました。統計解析の結果、全ての評価項目において、対照群(プラセボ(機能性関与成分である難消化デキストリンを含まない)食品または飲料を使用)と比較して、摂取群(難消化性デキストリンを含有した食品または飲料を使用)が有意に食後血糖値を低下させることが確認されました。
     なお、疾患に罹患していない健常成人(空腹時血糖値110mg/dL未満)を対象にした論文は10報あり、統計解析の結果、難消化性デキストリンの摂取による食後血糖上昇抑制の効果は、健常成人においても対照群(難消化デキストリンを含まない食品又は飲料)と比較して、摂取群(難消化性デキストリン含有食品又は飲料)が有意に食後血糖値を低下させることを確認しました。

    【科学的根拠の質】全ての論文で、試験方法等が食後血糖値の上昇抑制効果を調査する目的に適合していることを確認しました。 また、調査した全ての論文で、食後血糖値の上昇抑制効果を示しており、効果について一貫性のある質の高い結果が出ていると判断しました。
    なお、今後の研究により、システマティックレビューの結果が変わる可能性もあるので、継続した調査が必要と考えます。さらに、食事療法だけでなく、運動療法、その他生活習慣などとの交絡因子の影響についても、継続した研究が必要と考えられます。

    (構造化抄録)

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