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アイルテインPlus(プラス)

商品詳細

届出番号 B168
商品名 アイルテインPlus(プラス)
会社名 常盤薬品工業株式会社 他製品
ウェブサイト http://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims/
表示しようとする機能性 眼の機能をサポート
本品にはルテイン・ゼアキサンチンが含まれます。ルテイン・ゼアキサンチンには目の黄斑色素密度を上昇させ、コントラスト感度を改善させることで、目の調子を整えることが報告されています。
想定する主な対象者 健康な成人
機能性関与成分名 ルテイン・ゼアキサンチン
  • ルテイン
  • ゼアキサンチン
  • 1日あたりの含有量 ①10mg②2mg
    摂取目安量 1日当たり2粒を目安にかまずに、水またはお湯でお召し上がりください。(摂取の方法と併せて記載)
    摂取方法 1日当たり2粒を目安にかまずに、水またはお湯でお召し上がりください。
    摂取をする上での注意事項 本品は多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
    届出日 2016/08/29
    販売開始予定日 2016/11/15
    販売状況 販売中
    食品分類 栄養補助食品
    加工食品(サプリメント形状)【ルテイン・ゼアキサンチン含有食品】
    安全性の評価方法 既存情報による食経験の評価
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    (H30.2.2)様式(Ⅰ)、様式(Ⅲ)-1添付資料、、別紙様式(Ⅲ)-3添付資料、様式(Ⅳ)様式(Ⅴ)-4様式(Ⅶ)-1を修正
    (H31.3.15)別紙様式(Ⅱ)-1、(Ⅲ)、(Ⅲ)-1、(Ⅲ)-3、(Ⅳ)、(Ⅵ)、(Ⅶ)、基本情報を修正
    (R6.9.25)様式Ⅳの修正

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    ①喫食実績による食経験の評価
    本品のルテイン原料 FloraGLOルテインは日本国内では1999年より販売されています。発売以来200製品以上のサプリメント製品に使用され、FloraGLOルテインの有害事象の報告、医薬品との相互作用の報告はありません。
    本品のゼアキサンチン原料は、ZeaONE結晶ゼアキサンチンを使用し製造したOptisharpTM Natural ゼアキサンチンであり、日本国内では2014年夏より発売され、これまで純品換算で20kgの販売実績があります。1日当たり2㎎の摂取量設定されている製品において、これまで有害事象についての報告はありません。

    ②既存情報を用いた評価
    ルテインとゼアキサンチンはカロテノイドとして主に緑黄野菜に含まれ、米国・ヨーロッパでの食事からの1日の平均摂取量は2.0 -3.8㎎と報告されています。
    本品のルテイン(FloraGLO結晶ルテイン(ルテインとゼアキサンチン))は米国食品医薬品局(FDA)でGRAS(Generally Recognized As Safe)物質として認定されています。
    また、本品のゼアキサンチンはChrysantis社より製造ライセンスを取得し製造が行われており、Chrystantis社の精製ゼアキサンチン抽出物は米国FDAでGRAS物質とみなされています。

    FAO/WHO合同食品添加物専門会議(JECFA)はマリーゴールドの花から抽出した結晶ルテイン製品の安全性に関する包括的評価を実施し、2004年に一日許容摂取量(ADI)を決定しました。このADIは、ルテインまたはゼアキサンチン含有量がJECFA仕様を超えるキサントフィル含有抽出物に対してのみ適用されます。FloraGLO結晶ルテインは、JECFAの仕様に適合するため、ADI濃度は0-2㎎/kg体重/日(体重60kgの成人で120㎎/日に相当)になります。マリーゴールドより抽出されたFloraGLO結晶ルテインは、本規格に適合するJECFA及びGRASの国際的な安全性評価を既に終了し、食品としての安全性を担保しています。

    ③医薬品及び機能性関与成分同士の相互作用に関する評価
     ルテイン及びゼアキサンチンの医薬品との相互作用、本届出の機能性関与成分同士の相互作用に関して有害事象は報告されておりません。

    以上のことから、本品を適切に摂取する場合、安全性に問題は無いと考えられます。

    機能性

    標題:
    ルテイン・ゼアキサンチンの摂取による、目の調子を整える効果に関する研究レビュー

    目的:
    「健常者(P)に、ルテイン及びゼアキサンチンを摂取させる(I)と、プラセボ摂取(C)と比較して黄斑色素密度を上昇させ、コントラスト感度を改善(O)し、目の調子を整える効果があるか」について調べることを目的として研究レビューを行いました。

    背景:
    ルテイン・ゼアキサンチンは、ヒトの目の網膜の黄斑部や水晶体に存在するカロテノイド色素です。これらの黄斑色素は、外部からの光に対するフィルターの役割を担っています。しかしながら、ルテイン・ゼアキサンチンは体内では合成されず、食事により摂取する必要があります。これまでに報告されている文献の多くは、目の疾患者に対するものが多く、健常者に対する有効性の研究レビューは報告されていません。

    レビュー対象とした研究の特性:
    ルテイン・ゼアキサンチン摂取の視覚機能に関する二重盲検ランダム化対照比較試験で、健常者を対照とした研究について広く文献検索を行いました(検索日:2016年3月1日)。

    主な結果:
    本研究レビューの採用文献では、米国ジョージア大学の健常な学生115名を対象に、1日1粒(ルテイン10mg及びゼアキサンチン2mg含有)を1年間摂取する二重盲検ランダム化対照比較試験を実施しました。介入群はプラセボ対照群に比べ有意に黄斑色素密度が上昇し、色コントラスト感度の改善がみられました。重大な副作用は報告されませんでした。
     目の黄斑部は活性酸素の酸化作用で傷害を受けやすくなります。ルテイン・ゼアキサンチンは、目の黄斑部内の黄斑色素に取り込まれ、酸化ストレスを抑制することが報告されています。これらの機序により本研究レビューでもルテイン・ゼアキサンチン摂取によって目の黄斑色素密度が上昇し、コントラスト感度が改善したことが考えられます。
     採用文献で摂取したルテイン及びゼアキサンチンは、本届出商品に配合しているルテイン及びゼアキサンチンと同一であり、配合量も採用文献と同量です。1日摂取目安量もルテイン10mg、ゼアキサンチン2mgとしていることから採用文献と同量であり、同等性は高いと考えられます。
     採用文献では、米国の健康な学生を対象としており、日本人への外挿性が懸念点となってきます。日本人に対して行ったTanitoらの試験においてルテイン摂取により黄斑色素密度が有意に上昇することが明らかになっており、米国人と日本人間での乖離は少ないと判断しました。
    以上の結果から健常者において、1日当たりルテイン10mgおよびゼアキサンチン2mgの摂取が目の黄斑色素密度を上昇させ、コントラスト感度を改善することで目の調子を整えることが示唆されます。

    科学的根拠(エビデンス)の質:
     最終的に採択した論文は、被験者も多く、RCT試験を実施した査読付き論文であるため、質は非常に高いと示唆されます。しかしながら、採用文献が1報であるため、今後更なる研究の蓄積が望まれます。

    (構造化抄録)

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